インタビュー ここから「児童文学作家・上橋菜穂子」

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この番組のまとめ

東京都内で開かれた日本最大のブックフェア。 大人を魅了する 児童文学。 上橋さんは 今年児童文学のノーベル賞ともいわれる…価値観が多様化する現代。 高校時代毎日のように通った図書室でお話を伺いました。 私が書く物語 よくファンタジーとか児童文学とかいわれますけれど私自身は 最初に そういう事を考えてないんですね。 そうした出会いを通じて皇子は これまで否定してきた考え方を受け入れながらかっこいいヒーローが出てきて悪者やっつけて 明るい未来を切り開くというような話を一生懸命幸せになろうとしてるし。

それは 実生活の中で一つの見方で 物事を押し切れるほど 単純じゃないというのを何か経験したり 疑問に感じてたりしたんですか?それはあんまり ないと思うんですよ。 そこまで 人生経験豊富な子どもじゃなかったので経験があればそれを語りたいですけれどそういう事では 多分なかったんだと思うんですね。 そう考えると少女時代に 図書館で読んだあの「第九軍団のワシ」の第一の「ここから」を初めて 実体験の中で…。

ただ もし 何か そういう意味で読んでる人たちに物語の中で別の人が たどっていくその人生を生きる事ができるのでそれこそ 食べる物の味からありとあらゆる事がそこで 暮らしているようなその人になったような気持ちで生きてくれたらそのあと 得る感覚というのがああ もしかしたらこうするべきなのかもしれないあるいは こうしてしまったらこうなるのかもしれないという事に対する視点を与える事は あるかもしれない。