クローズアップ現代「急激な円安で何が…」

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この番組のまとめ

また円安による食品や原材料の値上がりが、家計や中小企業の経営に悪影響をもたらしています。 2年前、日本が大規模な金融緩和に踏み切るという観測から、一気に円が売られさらにことし8月下旬以降円相場は再び急落しました。 今夜はマクロ経済がご専門でいらっしゃいます、経済産業研究所理事長の中島厚志さん、そして経済部、日銀キャップの安藤記者と共にお伝えしてまいります。

それからもう一つは、企業規模別に見ると、同じ製造業でも中堅、あるいは大企業のところは、しっかりと円安、あるいは輸出増によって、利益を確保してるんですが、それが中小企業でも、小さいところになってくると、なかなか下請け的な業務のやり方の中で、値上げが通らない、その利益を、しっかりと円安の利益を得られないというところが出ているのが現状ですね。

この円安による輸出の増加ですけれども、国内の景気が回復するという、この従来のシナリオが、それほど実現しない中で、今、企業は生き残りを図るため、新たなビジネスモデルの構築を迫られて海外に工場を積極的に展開することで円高を乗り切ってきた機械部品メーカーです。 例えばエアコンメーカーのダイキン工業、あと精密機器メーカー、キヤノン、電機メーカー、パナソニックといったところが、国内での生産も増海外で作り上げる体制。