大型の台風19号は、鹿児島県枕崎市付近に上陸し、九州のほぼ全域と中国、四国地方の一部を暴風域に巻き込みながら、東寄りに進んでいます。 気象庁は記者会見を開き、今夜にかけ、高知県土佐清水市、そして進路に当たる徳島県海陽町から中継です。 佐伯市ではきのう午後9時過ぎに、市内全域の3万3648世帯7万6323人に、避難準備情報を出風ともに強まるおそれがあり、警戒が必要です。 こちらの土佐清水港の奥にある市街地では、きのうの夜から、一部の住民が自主的に避難を始めています。
宮崎県内では、宮崎市高岡町小崎地区の6世帯10人に避難指示が出されているほ鹿児島県内では南さつま市や鹿児島市などの合わせて6300人余りに避難勧告が出されています。 欠航便は、日本航空が高松、徳島、広島と羽田を結ぶ便など92便、全日空が高松、高知、徳島と羽田を結ぶ便など83便、日本エアコミューターが宮崎と福岡を結ぶ便など78便、スカイマークが鹿児島や長崎と神戸や羽田を結ぶ便など48便、ジェットスターが、鹿児島や福岡と成田や関西を結ぶ便など35便、ソラシドエアが、宮崎や鹿児島、大分と羽田を結ぶ便など33便。
鹿児島県枕崎市付近に上陸した台風19号は、九州のほぼ全域を暴風域に巻き込みながら、けがをする人が相次いでいて、枕崎市では、住宅の2階部分が、風で吹き飛ばされるように大きく壊れました。 また、枕崎市ではけさ、木造住宅の2階部分が、台風による強風で大きく壊れました。 枕崎市は当時、台風の暴風域に入っていて、西南西におよそ90キロ、鹿児島市の中心部のNHK鹿児島放送局前です。
愛媛県久万高原町では、きょう午前、88歳の女性が、台風に備えて、自宅から同じ敷地内にある息子夫婦の住宅に移動しようとしたところ、風にあおられて転倒し、太ももを骨折する大けがをしたということです。 避難準備情報が出されている高知県室戸市では、午前10時現在、合わせて27人が自主的に避難しています。 香美市の全域、2万7277人、仁淀川町の全域6194人、日高村の全域、5358人、大豊町の全域4378人、芸西村の全近畿地方には夜の初めごろから夜遅くにかけて、最も接近する見込みです。
未明、午前3時ごろになると、関東甲信越から東北、あすの朝になると、東北地方の東の海上に中心を移したあと、温帯低気圧に変わり、北海道の東の海上に、あさってになると移っていく見込みです。 アメリカ南部テキサス州の病院で、エボラ出血熱の患者の治療に当たっていた女性の医療従事者が、エボラウイルスに感染したことが確認され、この女性の自宅周辺で消毒作業が行われるなど、感染拡大を防ぐ取り組みが進められています。