今回 ご紹介するのはそんな日本の伝統模様をクロス・ステッチの刺しゅうで表現する作品です。 なぜ こういう日本の伝統模様をクロス・ステッチという洋風な刺しゅうで表現しようと思ったんですか?ただ それですと絹の場合が多いのでなかなかふだん使いのものにはちょっと こう 向いてないようなところもあって。
そうです まさに こう 今ご紹介頂きました花菱と七宝つなぎ 2つの模様が一緒になってる訳ですね?ちょっと この部分が真ん中の部分が花菱。 これで 七宝模様のができました。 次は1目 飛ばして針を出し隣の七宝模様のを刺していきます。 七宝模様の途中まで刺しましたら花菱模様の刺し始め位置に針を出し花菱模様を仕上げます。
表布を 中表に2つに折り模様が ずれないようにその部分を先に縫い合わせていきます。 クリップなどで留めたあと刺しゅうした部分の端の方から模様が続くように1針ずつ確認しながら「本返し縫い」で縫い合わせていきます。 時間が かかるように思われますが最初の部分のみ慎重に合わせていけば布2枚が固定されてきますのであとは スムーズに刺す事が できます。 模様の横の部分が縫えました。 縫い代を片側に倒して底を三角に つまみ口側の出来上がり線とテープやコードを付ける位置に印をつけ 表布を返します。
「千切り」って書いて「ちぎり」って読むんですね?そうですね「ちぎり」とか「ちきり」って読むんですけれども「機織り機の縦糸を巻いておくための道具だ」っていうふうに言われてるんですけれども それがこの間の「米」印のようなこういう形をしているものだという事で。 こちらは 江戸時代に庶民の間で非常に人気が あった模様で手ぬぐいですとか浴衣にたくさん使われた模様なんです。 今回 ご紹介頂いた こちらのポーチもそうですけれどもふだんのファッションに取り入れやすくなってますからね。