お前が いつの間にか消防士になってるからや。 あっ そうやちょっと聞きたいねんけどわし 臭うかな?えっ?あっ いやいや!気にせんとって!現場には 生死を分けるラインがある。 その言葉が 頭から離れへんでな現場から逃げ出した。 行方不明になった家族を必死に捜す人たちの姿を見てな大災害の現場では消防にできる事は限られとる。 そんで 現場に戻ったら消防士がやりたない言うおもろいアホが入ってきてな。 私は 救急隊 辞めてさくらの母親になるって。 私は いっつも救急車乗って走ってた。
何の話?あの…さっきの川端の話なんですけど釣り 行きませんか?次の非番で。 「火災指令 南管内本件は 建物火災」。 松井 わしと川端で行ける所まで行くわ。 川端蔭山さんと奥の部屋の検索や。 行けるか?大丈夫です!川端49は どの辺りにおったんや?2人とも 大丈夫か!?大丈夫だ!蔭山さん いました!東の隊が確認しました。 松井!川端!蔭山さん!蔭山さん!川端!明…。 蔭山さんは?川端…。 兄貴やから かばうんか?蔭山さんは死ぬかもしれんねんぞ。
今日から 蔭山さんの代わりに小隊長やろ? 頼むで。 「火災指令 南管内 住宅火災」。 現場で 要救助者や思うて俺が報告したら蔭山さん 一緒に中入って…。 最初から…俺が 消防に入らんかったら蔭山さんは こんな事にはならへんかったんです。 もしも お前が逃げたら自分が責任を取って消防を辞める言うてな。 川端は?「火災指令 南管内本件 第4類危険物事業所。 回想消防は負け続けとる。 小隊長プラント内 電気室にて作業中地震による崩落。 各隊は 危害防止に十分留意し中隊長の指示に従え。 撤退して 状況確認後…。