NHKアーカイブス「“ベルサイユのばら”40年ぶりの新刊」

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この番組のまとめ

悲劇の王妃 マリー・アントワネットと王妃を守る 男装の麗人オスカルが主人公です。 当時 オスカルの美しくも激しい生きざまに少女たちは熱狂しましたシトワイヤン手始めに バスティーユを攻撃しよう。 「ベルサイユのばら」が40年たった今も「NHKアーカイブス」今日は 少女漫画の金字塔「ベルサイユのばら」がテーマです。 時は18世紀 けんらん豪華なフランス ベルサイユ宮殿。 少女漫画史上に残る名作はそんな年に週刊漫画雑誌の連載として登場した。

しかし やがてアントワネットは贅沢な暮らしの中に満たされぬ思いを抱くようになりました。 そして 未来の王妃であるアントワネットを守る任務を命じられます。 そして オスカルを守るべく陰から支える部下 アンドレ・グランディエ。 アンドレは 身分の違いに悩みながらもオスカルを愛し続けます。 フェルゼンとの許されぬ恋に身を焦がしていたアントワネットもまた悩み 苦しんでいました。 激しい戦いの中でオスカルの身を守ろうとしたアンドレは銃弾に倒れます。 革命後 ベルサイユ宮殿を追われたアントワネット。

さて 読む人の心を奥底から揺り動かす名作そんな作品を生み出した池田理代子さんはどんな方なんでしょう?「ベルサイユのばら」の作者池田理代子は 漫画家なりたいと思ってました。 シュテファン・ツヴァイクが書いたマリー・アントワネットの伝記。 そういう運命の試練を経てここまで変われるのかという高校3年生 池田理代子は大学進学を考えていた。

ようやくメジャーデビューを果たした池田は編集部の要請で 学園ものの短編ラブコメディーを描くようになる。 その自信はどこから生まれるものですか?だって 自分の頭の中にあったストーリーがとっても面白かったので…その時 池田の頭の中には池田は 編集部を説得。 波乱の人生を送る マリー・アントワネット。

革命前に こういう軍服 着てるんだが これはオスカルが着ている軍服はフランス革命後に使われていたものに似ている。 まあ… そこまで書いてはなくて「オスカルの軍服が ちょっと時代が違うという投書を頂きました」っていう事だったかな。 あれは小学生から中学生くらいの本当に 池田さんはよく調べてらっしゃるし観察力もあるし企画力もあると思うんですがここでね革命前の宮廷っていうところに当時 歴史の時間に教師が「ベルばら」を薦める事も少なくなかったという。

その事に関して それは当然の事だというね 自分の思い経済的な自立社会的な自立がなくてなぜね 一人前の人間として意見が言えるんだろうかという思いは特に オスカルに込めましたね。 そして アントワネットオスカルに並び人気が高かったのが死ぬまでオスカルを支えた アンドレ。 オスカルとアンドレの愛の行方でした。 しかもそのバスティーユ攻撃じゃなくてもオスカルは 結核でアンドレは 目が見えなくなっててこれは 2人とも革命で死ぬなっていうのは分かってる訳ですよ。

でもね 私 オスカルが主人公かなと思っていたんですが本当に 作品がうまくいく時っていうのは作家の皆さん そうおっしゃると思うんですけれども登場人物が勝手に動き出す瞬間があると。 例えば オスカルとアンドレにしても最初 オスカルは男性として育てられましたけど女性ですからいずれ恋をするだろうと。

「ベルサイユのばら」は40年の時を超えてなお 読み継がれていますそして 33歳の女性ですが「『ベルばら』に出会って20年。 そして ドイツ イタリアそして こちらは フランスです。 これは ベルサイユ宮殿の売店にも売ってますよ。 この間 フランス大統領が来日された時のレセプションで随行の方が「私は フランス革命をあなたの漫画で勉強しました」って。 そしたら 向こうのお答えが「現在のイタリアにおける中堅の作家で『ベルサイユのばら』の影響を免れた者はいないから」というような事を。