NHKスペシャル シリーズ阪神・淡路大震災20年「大都市再生 20年の模索」

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この番組のまとめ

震災復興を指揮した神戸市の元職員です。 その闘いの最前線に立ったのが神戸市の行政担当者たちでした。 震災直後かつてない数の被災者の住まいをどうするのかは行政担当者の最大の課題でした。 仮設住宅を造り始めたところ早くも問題に直面しました。 その結果最初にできた仮設住宅では仮設住宅に入居できなかった人は自力で住まいを探すことになりました。 最初の仮設住宅が完成してから3か月後桜井さんの懸念は現実のものとなります。 半分は高齢者が多く住む仮設住宅から。 残りは若い世代もいる仮設住宅以外で暮らす人から募ります。

ほかの復興住宅でも同じように孤独死が相次いで起きていきました。 自力で再建を目指した人の中には坂上さんの復興住宅でも支え合いが限界に近づいています。 今、復興住宅の高齢化は5割を超えています。 厳しい現実を前に復興住宅の在り方をどうすればよかったのか震災を取材していた私にとって災害弱者ということば自体聞き慣れないものでした。 まず阪神・淡路の場合の住宅復興といいますと中心手段は災害公営住宅復興住宅の建設ということですね。

担当者が新長田の住民や商店主と会合を開き商売を続けるのかどこで、どんな店を出したいのか意見を聞いていきました。 当初の基本計画通り安全なまちにするため災害時に避難する公園や広い道路耐震性の高いマンションを整備。 このことは東日本大震災の被災地で津波被害を防ぐため高い防潮堤を計画する行政側とかつての、まちのたたずまいを残したいと願う住民の思いが食い違い議論になったことと重なります。