NHKスペシャル シリーズ阪神・淡路大震災20年▽都市直下地震 20年目の警告

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この番組のまとめ

阪神・淡路大震災の揺れは周期は1秒程度。 阪神・淡路大震災で初めて観測されました。 キラーパルスを生み出した原因もう一つが活断層が起こす地震です。 阪神・淡路大震災では淡路島に連続した痕跡が出現しました。 当初、そこにも淡路島と同じように被害の原因となった活断層があると思われました。 神戸に被害をもたらした活断層はどこにあるのか。 六甲断層帯は日本有数の活断層で数百万年前から繰り返しずれ動き現在の六甲山地を形づくってきました。

地形の僅かな変化を読み取り活断層の位置を探るのが専門です。 被害が集中した場所に原因となる活断層があるのではないかと考え調査を始めました。 すると、震災の帯の中で活断層の存在をうかがわせる地形を見つけました。 活断層は地下で、ずれ動きそのずれが地上まで突き抜けると地表に痕跡を残します。 足元に潜む隠れた活断層。 多くの活断層の危険性が明らかにされたのです。 この活断層地図は地震研究の一つの到達点だと期待を寄せたといいます。 過去90年間に起きたマグニチュード7以上の活断層地震は10回。

境さんが調べると、揺れの周期はほとんどが0.5秒以下でしたが穴水町ではキラーパルスと同じ1秒周期の揺れが出ていました。 能登半島地震では震源の断層から出た揺れの周期は0.5秒以下と推定され多くの場所で0.5秒以下の周期を観測。 しかし穴水町では1秒周期が出るという現象が起きていたのです。 なぜ、穴水町で1秒周期の揺れが発生したのか。 活断層から出た0.5秒以下の周期の揺れが表層地盤の影響で1秒周期の揺れになったというのです。