クローズアップ現代「ふるさと納税 ブームが問うものは」

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この番組のまとめ

一方、多額の寄付金を集めた自治体はしかしこの制度寄付をした人は住む場所での税金が控除されるため結果的に税収が減る自治体も現れています。 自分が払った税金がどのように使われるかなかなか自覚することができませんが2008年に導入されたふるさと納税は自分の生まれ故郷や応援したい自治体と大切にしたい政策を指定して寄付することができる制度です。 ますます大きくなっていくと見られているわけですけれどもその起爆剤となっているのが寄付を受けた自治体がお礼として納税者に送る商品です。

ふるさと納税っていう名前が示すとおり、本来はふるさとに自分の払ってる、今は自分の住んでいる居住地域に払ってる税金の一部を、自分のふるさとに還元したいという、これが自治体の側から見れば、地方で大切に人を育てて、大きくなったら都会に行ってしまって、都会で活躍し、いささかもともとの趣旨から外れてしまったと、そういうふうに思わざるをえないと思います。

先ほど申し上げたとおり、やはり単なる消費者だったら、向こうでの計画に自分自身が参加して、ある意味、先ほど物語と申し上げましたけれども、自分が物語の当事者の一人なんだと、そういう実感を持ってもらうということが、非常に大切だと思うんです。