加害者はフランスで育ったイスラム教徒でした。 フランスには人口の7%に当たるおよそ450万人のイスラム教徒が暮らしています。 第2次世界大戦後の復興期に労働力不足を補うために植民地だった北アフリカなどから多くのイスラム系移民を受け入れてきたのです。 イスラム系住民との摩擦はフランスだけにとどまらず移民の排斥を訴える動きはヨーロッパ各地に広がっています。 シャルリ・エブドはイスラムの教えで描くことが禁じられている預言者ムハンマドの風刺画をたびたび掲載。
フランス社会が受けた衝撃の大きさ、改めて感じ取られるんですけれども、今、フランスにおける空気全体として、どんなものだというふうに感じていらっしゃいますか?今、フィルムでもありましたように、やっぱり彼らの、ムスリムの人たちの全部とは言えませんけれども、大変な疎外感、そうした人たちの社会不満というのが、一つ高まっている状況であるかと思います。
ドイツで見られるような、移民を排斥に賛成するようなデモは、ヨーロッパのほかの各国でも起きる傾向を今、見せているということですが、このヨーロッパの全体状況はどう見てらっしゃいますか?やはり、ひと言でいうと、やっぱりまだ不安定な状況は続いていると思います。