「演芸図鑑」司会の国本武春でございます。 さてさて 今日の演芸は漫才の大空遊平・かほりさんでございます。 こうやって夫婦で漫才やってると毎日 のんきに出かけて歩いてるみたいに思われちゃって。 夫婦そろって 荷物持って毎日 一緒に出かけて歩いてって。 まあね のんきにしてられるのが一番いいんでしょうけど何だか 毎日 事件だ 事故だ相変わらず 物騒なニューステレビから流れてきちゃって…。 事件解決する警察官の方だって大変ですよね。 これ プラスマイナスゼロでいいとこですよ。
南の島？無人島で のんびり暮らすという。 あなたは 縁側で 猫抱いて私は 無人島で のんびり昼寝よ。 だって 今 無人島って言ったじゃないの。 だからボート乗り場のおじさんのいる無人島なのよ。 どんな無人島だよ。 無人島のボート乗り場のおじさん。 例えばね夫の趣味が バードウオッチングだったら妻は 焼き鳥屋のはしご酒をしてみるだとか。 私の趣味はパソコン テニス スキューバダイビングですからね。 あなたの ふだんの生活がパソコンなってるじゃないのよ。
最後のスキューバダイビング？ あれ いいね。 ほんまに高齢化社会でんな。 大坂の人が 丹波の貝野村という所へ泊まりまして朝起きて 縁側に立ちますとまあ 都会と違いまして田舎の事。 「はあ…一度 主人と相談致しますのでしばらく お待ちを。 「昨晩 お泊まりになりました大坂のお客様が『ちょうずを まわしてくれ』言うてはります」。 俺も長い事 板場やってるけどもちょうずを まわすってな料理作った事がないぞ。 お前 すまんけどなちょっと 木菟念寺まで行ってきてくれるか？」。
旦さんが言うには木菟念寺の和尚さんなかなかの物知りやさかいひょっとしたら 分かるかもしれん聞いてこいって言わはった。 「さすが 木菟念寺の和尚さんすぐに分かりました」。 うちに泊まったのを幸い大坂の土産話に見ていこうとこない思うたねん。 実は 訳 言わな分からんけどな昨晩 お泊まりになった大坂のお客様がな朝 起きるなり うちのお清に『ちょうずを まわしてくれ』とこんな難しい事 おっしゃって恥ずかしながら何のこっちゃ分からんのでな喜助に木菟念寺まで聞きにやらした。
大坂のお客さん３日泊まる言うててえらい怒っておたちになってしまった。 しかし また いつ何時大坂のお客様がお見えになるか。 旦さん 大坂 お越しになってどこぞの宿屋 お泊まりになって朝 起きるなり 女中さんに『ちょうずを まわせ』とおっしゃったらすぐに分かると思いますが」。 大坂へ やって参りましてねあちらこちらを見物なさいまして日本橋辺りで 宿をとりまして明くる朝。 何かな 大坂の人は これ１人で 全部飲みなさるのか？えらい事なった。
あら！ あら！美しい！ 日本一！うれしいわ 国本さん！さあ どうぞ！ さあ どうぞ！掘りごたつがあって…。 でもね 最初の出会いはさ国本さんとは ミュージカル。 大川の手前ですけども 芸者衆の三とも通りっていうのがあってまだ 昭和３３年までは赤線がありましたんで赤線のおねえさんと。 だから一番最初になりたかったのは小学校１年生ぐらいの時に言ったのは 芸者さんって言った。 私は 将来勉強で生きていくのではなく得意なもので生きていきたい。