NHKアーカイブス「流氷に生きる動物たち」

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この番組のまとめ

今年も流氷の季節が訪れましたそんな流氷に導かれるように多くの動物たちがこの地にやって来ます「NHKアーカイブス」には 厳寒の中たくましく生きる動物たちを追った番組があります。 そして 流氷で子育てをするアザラシの親子流氷は アザラシにとって敵を近づけない砦であり優しい揺りかごなのです。 今日は 北海道羅臼町在住で40年以上にわたって野生の動物を撮影してこられましたカメラマンの石井英二さんです。 知床の海には アザラシをはじめ北の野生動物たちが流氷と共にやって来るのです。

流氷は 風に押され潮の流れに乗って海峡全体に広がりながら羅臼に押し寄せてきます。 一度接岸した流氷も瞬く間に 岸から離れていきます。 スケソウ漁は 流氷が来てからが本番。 羅臼の森にやって来たワシたちはこのスケソウを餌にしているのです。 オジロワシは知床半島でも繁殖していますがこの海にいるオジロワシのほとんどは流氷と共にやって来ました。 流氷の上では アザラシが子どもを育てているといいます。

海へ出られない焦りとアザラシがいるという安心感。 畳6畳ほどの流氷の上にいたのは紛れもない アザラシの赤ちゃんです。 アザラシの乳は 脂肪分が牛乳の十数倍もあります。 トドにしろ アザラシにしろ水中の動きっていうのは陸上から考えられないような動きをしまして 氷の上でしたらゆっくりしか動けない動物なんですけど水中に入っちゃったらもう縦横無尽にスイスイ泳ぐっていう姿を初めて見せてもらいました。

今もお話の中で オジロワシの話がありましたけれどもその撮影に密着した番組があります。 オジロワシです。 オジロワシは 越冬のために400羽ほどが群れでやって来ます。 しかし このオジロワシ実は 北に戻る事なくずっと 知床半島に住み着いているワシです。 ここには そうした特別なオジロワシが50羽ほどいるそうです。 このオジロワシはもう 石井さんが見続けて9年にもなります。 石井さんは息子と共にあのオジロワシ一家の新しい命の誕生から成長までを見つめようと心に決めました。