クローズアップ現代「戸籍のない子どもたち(2)どうしたら救えるのか」

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この番組のまとめ

国は去年初めて行った実態調査ではこれまでに全国に少なくとも533人の無戸籍の人の存在が明らかになりました。 戸籍がないと原則として住民票もなく住む場所、仕事も限られ医療や行政サービスから取り残されがちになるなど無戸籍になってしまう主な背景には親子関係を決める民法の規定があるといわれています。 国は裁判をすれば無戸籍の状況を解消できるとして無戸籍の人が戸籍を取得するための支援を行うよう、全国の自治体に通知を出していますが周知は徹底されていません。

本人を確認する証明書を持っていることが、当たり前の社会の中で、自分がこの世に生まれてきたことを社会が認知している、自分には価値がないといったことばが聞かれましたけれども、無戸籍の方々の心もようっていうのをどのように捉えていらっしゃいますか?一番には、自己肯定感を持てないということですよね。

どうしてもこの問題は、先ほどの説明もありましたけれども、DVの問題とか、離婚の問題とかあるので、親の問題があるのではないかという声を上げたくなりそうになるんですけれども、そうすると裁く権利のないわれわれが、そういう親のことや家族のことを裁く姿勢を取ってしまうと、本当につらい思いをしている人たちを見過ごしてしまう、溺れかけている人を、そのまま突き放すようなことになってしまいかねない、それだから、まずそういう事情は横に置いて、今、本当に戸籍がないことによってつらい思いをしていたり、苦しんでいる人を、まず、手を