パリの新聞社襲撃事件や日本人も犠牲になったチュニジアの博物館襲撃事件など世界各地でテロが起き多くの人々が犠牲になっています。 広がるテロの脅威とともに目立っているのが、過激派組織IS・イスラミックステートに忠誠を誓ったり、支持を表明する過激派組織が増えていることです。 先月、アフリカのナイジェリアを拠点とするボコ・ハラムが新たにISへの忠誠を表明しました。
ご質問にある、ボコ・ハラムのほうで考えると、なかなかアフリカに関する情報は少なくて、少ない中で、ボコ・ハラムの運動というのは、例えばイスラム過激派による、キリスト教徒に対する運動だとか、そういう捉えられ方をしがちなんですけれども、実はこのボコ・ハラムの活動自体は、非常に複雑な、複数の性格を兼ね備えていると。
世界各地で拡散するテロへの対応に迫られるアメリカ。 ナイジェリアにアメリカの大使として駐在していたジョン・キャンベル氏です。 ただしかし、今もVTRでもありましたけれども、軍事的な対応だけでは、恐らく限界があるのも、また事実であって、それは今のアフリカの経済格差の拡大であるとか、そうしたものを背景にして、人々が不満を持つ、その不満がうまく過激主義者になんていうのかな、利用される形で、こういう運動がいつまでも命脈を保っているわけですから、そこに切り込まないと、どうにもならない面はありますね。