週刊 ニュース深読み▽患者の“安全”をどう守る?腹くう鏡手術・医療の最前線から

戻る
【スポンサーリンク】
09:26:09▶

この番組のまとめ

天皇皇后両陛下は、戦後70年に当たり、今週水曜と木曜の2日間、太平洋戦争の激戦地、パラオを訪れ、戦没者を慰霊されました。 どうしてこれ、訪問先がパラオだったんでしょうか?それは、天皇陛下が、戦後60年の際にも、パラオなどへの訪問が検討されましたが、交通手段を中心とする受け入れ体制が整っていなかったために見送られ、サイパンを訪問されることになりました。

このトラブルでけが人は出なかったんですが、管制を担当していた海上自衛官が、車の存在を忘れたまま着陸許可を出したことが原因当時、コックピット内はどんな状況だったんでしょうか。 日本航空の元機長で、航空評論家の小林宏之さんに、パイロットの視点で説明してもらいました。 特攻隊に関する展示品の1割は、板津さんが集めました。 太平洋戦争末期、戦況悪化の打開策として組織された特攻隊。 板津さんもそうした元特攻隊の一人です。

横浜市の市立中学校の元校長、高島雄平容疑者が、フィリピンで少女との淫らな行為を撮影し、デジタルカメラに画像を保存していたとして、児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕されました。 高島元校長は、昭和63年から3年間、マニラの日本人学校に派遣されたあと、20年以上にわたり、年に3回フィリピンを訪れていま高度な医療が広まる中患者の安全をどう守るのか?お見せしております。 今、年間100件以上の腹くう鏡手術を行っていらっしゃるという、杏林大学の森俊幸教授に操作をしていただいてます。

で、こうしたことから、まだ基本的に安全が確認されていないので、保険の適用外の手術に、基本的にこのあとお見せしていきます。 この担当医が倫理審査委員会というところに行って、手術の計画書を出します。 それで、いやー、ちょっとこれ安全性が確保できないな、この場合はちょっとほかの手術かなっていうような、ちょっと難しいなってなった場合などは、医師も代えて、ベテランに変えるなんていうこともありますし、腹くう鏡手術以外にも方法があるよね。

ほかの歯止めも見てみると、インフォームドコンセントもこう、チーム医療もこうだったと。 インフォームドコンセントで言えば、2週間後には退院できますよ、大丈夫ですよというようなメリットは説明されたそうなんです。 これ、ガイドラインあるじゃないですか、ハードルがいくつも。 ガイドラインに従わなかった場合って、罰則ってないんですかね?ないんですか?罰則は。 ガイドラインって書いてありますが、たぶん題名は臨床研究のガイドライン。 だからこのガイドラインがあるわけでしょう。

そのへんは森先生、どうお考えですか?今回は、特に倫理委員会も通していないというようなところで、インフォームドコンセントも甘いということで、問題があると思うんですが、本来、外科の安全を確保するためには、ガイドラインで決まったものだけではなくて、もちろんお医者さんの倫理性というか、新しいことを正確に安全にやりたいと思うこと、それから科内でですね、もし何かトラブルが起きたときに、どうしてこういうトラブルが起きてしまったんだろうというような、ことを反省するというか、原因を追及するような会議だとかいうようなものをも

手術室で麻酔をかけてやるから初めて倫理的に許されるもので、街角で同じことをやったら傷害行為ですので、それでどんな小さな規模の手術でも、危険を伴うんですね。 おっしゃったように、じゃあその承認した手術の結果、じゃあ、試してみて、その結果どうだったかって、あとのフォローっていうのは、なかなかこのガイドラインの体制ではできないことですよね。

こっちはちょっとチャレンジングみたいなことの中で、選択してい手術というものは基本的に危険、危険というか、しんしゅうを伴って、一度傷をつけてしまったら、二度と傷自体は残るわけですから、そういう傷をつけることが、正当化されるだけの効果があるという前提で、許される治療法で、なおかつ例えば、悪性腫瘍の場合、手術が多いわけですから、なるべく長生きしてほしいと、それから機能も落としたくないという、永年の工夫とですね、あることをやるのに、危険だからというよりも、メリットとデメリットを勘案して、メリットのほうが大きいから

この報告をこの安全管理部が一元化。 安全管理部に情報が来ました。 すると、安全管理部の長尾さんが、いろんな人たちに呼びかけます。 それ、手術中の出来事なんですか。 手術中に報告をして、そしたらいろんな科やいろんな専門家がわっと集まってきた。 本当にありがたいことですね、これ、安全管理部がしていることはということで、患者さんも家族も大喜びしたそうなんです。

で、こうなると、患者からすれば、自分の担当の人がレベル2となると、初歩的な手術、先生、大丈夫なんですか?って聞きやすくなる。 先生は先生でしっかり説明しますけれども、その先生の説明聞いた患者が、ちょっとやっぱり、上の人に頼みたいんですけどもっていうようなことも言いやすいですし、言ってもらったらしっかり同意のうえ、ほかの医師が担当することもあるということになっている。

セカンドオピニオンの話がありましたけど、例えばやはり、そこで自分がまだ迷っていれば、やはりほかの病院で診察を受けてみて、その先生は違うことを言うかもしれません。 あと、腹くう鏡手術であれば、内視鏡外科学会で技術認定制度といって、後輩を指導するに値するだけの技量を持っている人間というのが認定されていますので、先生は技術認定をお持ちですかと、必ずしも技術認定制を持ってる人間が手術したら安全というわけではないですが、そういう方が関わってると、いろんな所に目配りがされてて、より安全な手術が受けられると思います。