桂文珍の演芸図鑑「林家正楽、春風亭朝也、福本清三」

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この番組のまとめ

今日の出演者紙切りの林家正楽さん。 この方は NHK新人落語大賞をお取りになった方でね見事に大賞に輝いたんですよ。 横綱の土俵入り 短い時間でね形は 出来上がります。 短い時間で横綱 土俵入り 雲竜型。 今日最初のお客様のご注文は猫の綱渡りというご注文。 よかったですよ この間なんか変なお客様がいまして「何かご注文ありますか?」って聞きましたらどんなお題を頂くか本当に分からない。 今日最初のご注文 猫の綱渡り。

やかんを ペロペロッとなめるとたちどころにその癪がよくなるというこれは 不思議な感じが致しますけれども。 どうしようと困っておりますと向こうからやってまいりましたのが人品卑しからぬ お武家様。 このお武家様 よほど若い頃からのぼせ症と見えまして頭が つる~ってんで見事に はげ上がっている。 「おハナさん 向こうから来るお武家様のおつむり 見ておくれ」。 あれが やかんだったらおかみさん どれだけ助かる事か事によると あのお武家様のおつむりをなめさせて頂ければおかみさんよくなるやもしれません。

いや と申すはの みども 本日は下帯が越中でな縛り上げるにはちと長さが足らん。 可内その方は 下帯 何しておる?何 6尺? おお 6尺か。 と申すはのここにいる この者は 腕は一刀流免許皆伝とはいかんが下帯は まさしく6尺を所持致しておる。 その方無礼討ちじゃ 無礼討ちじゃ!」。 可内 その方は 何をゲラゲラゲラゲラ笑っとるか!いや その方 無礼討ちじゃ。 無礼討ちじゃ!」。 かりそめにも武家奉公する身でありながら主人のつむりがやかんに似てると言われゲラゲラゲラゲラ笑いおって。

さあこれは おかみさんの方だってお武家様のおつむりだと分かってりゃなめる気遣いは ないんでしょうがもうろうとしたところにやかんのようなものが ぬ~っと出てきたもんですからなめたの なめないの。 おかみさんが急に癪を起こされましてやかんが ございませんでしたのでこちらのお武家様の「いやいやそのように謝らんでもよいがその方 本当に治ったのか?本当に治った?う~ん 不思議な合い薬があれば あるもんじゃ。 だから 僕ら 映画見てアクションのとこばっかり気になる訳ですよ。

そしたら 見てる僕らがワッと来たようにチャップリンさん 僕は見てねワッと来たのが そうだったの。 で その「ライムライト」っていう有名な映画ですけれど「太秦ライムライト」という映画にまでなりましたね。 ほれで 先ほどちょっと言いましたですけど「太秦ライムライト」に話が移っていった時にご自身ではびっくりしはりました?びっくりって 僕 ありえん事だと思って そんな事はね。 いや 僕は 50年やってきていろいろね 映画とかうんぬん 見てきてやっぱりそのスターさんが 映画作ってそれこそ全部 見てきてる訳でしょ。

だから 僕は ずっと思ったのはやっぱり 一生懸命やるしかないという事なんですよね。 一生懸命で 批判を受けるのはそれは 自分が悪いんやしほれで 喜んでくれたら それは自分の一生懸命が見てもらえたという事やしと思って それしかないなと。 だから 自分がどうこう うんぬんじゃなしに自分さえ 一生懸命やってそれで納得いかんかったらやってきてそれだけ やってきただけで自分が どうこう評価は それは 人ですからね僕らは 何やってきても「こうや」言うたって人から「何や!」言われたら終わりですから。 一生懸命。