スタジオでは 各分野の専門家が海外への渡航が禁じられていた当時松陰は ペリー艦隊へ乗り込んでいった。 松陰の人生最大の選択に迫る。 さあ今日は 今月から始まった大河ドラマ「花燃ゆ」の主人公杉文の兄 吉田松陰の人生最大の選択に迫ろうと思います。 吉田松陰が 黒船に乗り込んだペリー艦隊 密航未遂事件です。 吉田家は山鹿流兵学をもって代々 長州藩で兵法師範を務める家柄だった。 松陰を指導したのは…自分の人生は長州藩のためにある。 長州藩は 松陰の才能に一目置くようになったのだ。
イギリスは 列車蒸気機関車と蒸気船によって世界に どんどん どんどん進出していってそこで植民地を運営していって経済力を築く訳ですよね。 その松陰が所属している長州藩なんですけどもそもそも この藩というのは一体どういう特色がある藩なんでしょうか。 これ長州藩だけが 強烈な危機感を持ってた訳ではないというところに 私 何かこう幕藩体制の一つの特徴を見るんですよ。
西欧列強が迫りくる中松陰は なんとかその長州藩を守りたいというふうに苦心する訳ですけれども いよいよ幕末の動乱のきっかけとなったペリーが 日本にやってまいります。 当時の長州藩としてはまだ幕府を重視するそういう基本路線ですから分かっていてもですね幕府を批判してそれを乗り越えてまで軍備をやるというのはですねこの段階では…幕府に開国を迫った。 やっぱり だからアメリカ独立に注目してたというのはそういった新しい国際関係に松陰が非常に敏感だったって事でしょうね。
そう考えると その2人がずれてたとは思えないからやっぱり こう外交ラインからすれば日本と貿易をするあるいは もう…ただ その おっしゃったように交渉のしかたがちょっと高圧的だったなという印象があるんですけども。 脅しとか警告の交渉コミュニケーションを使っていますね。 なので そういうコミュニケーションスタイルをとられるとやはり 非常に高圧的には思えるだろうなというふうに思いました。 日米和親条約によって開かれた港だ。
だから 実行に起こす時はこれは公のためであって自分が世界を知る事によって日本中が変わる 長州藩が変わると思ってるからそういう時には命を惜しんではいけないというのは子どもの頃からの教育で 恐らく叔父の玉木に打ち込まれたそういう精神のもとに行動したと思うんですよね。 普通 人間というのは2種類の意思決定をしていて準拠集団に従って意思決定するという方法。
大石さん 松陰のもとに集まった松下村塾の塾生たちというのは松陰の何に一番引かれてたと思われますか。 僕も資料を読んでて驚いた事が一回あって朝 松下村塾へちょっと行ってみたら向こうで もう自分より先に来て松陰先生と机を並べてる人がいるんだそうで ちょっとこう のぞいて見てるとどんな教育をやってるといったら昔… 楠木正成ですよね後醍醐天皇のために戦った。 もう死ぬと分かっていて楠木正成が後醍醐天皇のために出陣した戦いその話を松陰が教えてるんだそうですよ。