一方 エサ代が安く済む飼育方法で大きな利益をあげる酪農家も。 一日に生産する生乳の量は?さぞかしもうかっているんでしょう…と思いきや 中山さん頭の痛い問題を抱えていました。 生乳の出荷先を 農協から民間の卸売会社に切り替えたのです。 これまで 中山さんは生乳の販売を地元の農協を通じ一方 こちらは 今回 中山さんが取り引きを始めた民間の卸売会社の仕組み。 卸売会社のトラックが農家の庭先で生乳を回収し乳業メーカーに 直接 販売します。 牧場には 卸売会社の社長茂木修一さんも やって来ました。
普通は 仕入れが上がれば牛乳の値段も高くしてほしい訳ですけども今の仕組みだと出荷して終わりですから自分が出した生乳の価格を決めたりとかいう事はできないんです。 確かに 穀物に頼るというのが主流になっているんですがそこで あえて 穀物に頼らない酪農を取り組んでいる方々岩手県の山中 四輪駆動車を豪快に操るのは 中洞 正さん。 東京農業大学の客員教授も務める酪農家です。 牛乳の乳脂肪分は3%以上と定められていますが当時 乳脂肪分の高い牛乳が大ヒット。
所変わって北海道足寄町。 ここに 穀物に頼らず乳脂肪分3.5%を達成している酪農家がいます。 例えば 10ヘクタールある牧草地。 ここに 栄養のバランスを計算して数種類の牧草を育てます。 でも ただ放牧するだけでは牛たちは自分の好きな牧草ばかりに集中。 この ニュージーランド型集約放牧。 しかも このケース 北海道ですけどただ 飼料が高騰するというリスクも軽減されます。 さあ ここまでは 酪農の現状生産について見てきましたがやはり 酪農の未来を考える上で大切な事 こちらです。