猛烈な炎に包まれる川崎市の簡易宿泊所。 川崎市の火事で全焼した2軒の簡易宿泊所で名簿にあった74人のうち70人が生活保護を受けていました。 高度経済成長期に全国各地の工業地帯の近くで爆発的に増えた簡易宿泊所は日雇いや出稼ぎの人々の一時的な住まいとして利用されました。 川崎市は、簡易宿泊所が密集する福祉のニーズが高い人々の事実上の住まいに変貌していたことが浮かび上がってきました。 火災が発生した簡易宿泊所吉田屋です。 しかし今簡易宿泊所で暮らす人は様変わりしています。
大変痛ましい事件だったと思いますし、さらに、こんなに低所得の高齢者が、この簡易宿泊所を利用しているのかということを、改めて、新鮮な驚きを持って見たというところですね。
お伝えしているように、本来は一時的な宿泊施設であったはずの簡易宿泊所が、その事態を改善しようという模索が始まっています。