BS1スペシャル 世界を襲う異常気象「迫りくる気候変動の脅威」

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この番組のまとめ

今 起きている異常気象の中には温暖化が原因と見られるものもあればそうでないものもあります。 まあ 今年も大きな災害が相次ぎましたけど小島さん どうですか?最近のお天気何か お感じになります?ニュースで 「観測史上初」とか「観測史上最大」とかそういう言葉が 今年 すごく多かったように思うんですよね。 え~?今でも 極端な雨が降るなどしてますけれどもこのまま地球温暖化に対する対策をとらないともっと深刻な気象災害に見舞われるかも…。

地球の温暖化が進むと 異常気象これから 一体どんな事になっていくのかまずは 気になる台風 それから大雨 海面上昇について見ていきたいと思います。 IPCCの2100年の海面上昇の予測を見てみましょう。 このまま どんどん温暖化が進んだ場合の2100年ごろの 世界平均の海面水位の上昇量ですね。

つまり その西南極の氷がいつ ガラガラといくかというのが一生懸命 世界中の研究者が研究してるんですけど予測できないんですよね。 IPCCの報告書に今回書いてあるのっていうのは西南極と もう一つ心配されているグリーンランドですね。 グリーンランドの氷っていうのもこれも 全部解けるとですね世界の海面が7メーター上昇するんですけど。 こういう温度が あるところを超えると気候システムに 後戻りができないような大きな変化が起こるその点を ティッピングポイントというふうに呼んでるんですよね。

国土の半分以上が海抜7メートル以下にあるバングラデシュもその一つです。 海面上昇に翻弄されるクトゥブディア島の人々。 バングラデシュ第2の都市チッタゴンです。 商業の首都と呼ばれ海外からの投資も盛んで理髪店に勤めるシャジュさんは4年前に洪水によって家を失いクトゥブディア島から移り住んできました。 この10年 チッタゴンでも 大雨が増え将来 温暖化によって海面上昇が更に進むと高潮の被害は 一層大きくなると専門家は警告します。

…で 地球温暖化の問題の場合は世界のどこで二酸化炭素 COを出してもその影響っていうのは世界中に及ぶっていうのが非常に重要な特徴なんですね。 …で IPCCではこのままのペースで温暖化が進むと2100年 世界の平均気温は最大で4.8度上昇すると予測している訳なんですけれども。 今回 IPCCではこのままのペースで温暖化が進み4度以上気温が上昇すると食料危機のリスクが大幅に高まると見ています。

こうして見ると 気持ちいいという感じなんですけれど深刻なのが 海洋酸性化。 何ですか?ご存じですか? 海洋酸性化。 その海洋酸性化なんですけれどもこれはですね気温の上昇と同じぐらいCOの増加によってもたらされる大変 大きな 深刻な問題なんです。 サンゴの骨格は炭酸カルシウムで出来ています。 海が酸性化していきますとこの骨格が作りにくくなってしまうんですね。

リスクマネジメントってよく言いますけれどもその気候のリスクをマネジメントしなくちゃいけないという事なんですよね。 異常気象問題が 内戦の原因一つの原因になってるというのは知らなかったですね。 国連 IPCCの最新報告によるとこのままのペースで地球温暖化が進むと世界各地に深刻な影響が広がります。 この異常気象についての未来天気研究所のレクチャーにしっかり ついてきていらっしゃいますでしょうか?ギリギリです。

しかし もしタイムラインと呼ばれる災害対応プログラムがなければ被害は更に広がったと見られています。 タイムラインとは ハリケーン襲来時などにゼロアワーと呼ばれる上陸時には避難を完了させます。 実際に どう動いたのかサンディ上陸までのタイムラインを検証します。 州や市が連携タイムラインを発令しました。 しかし タイムラインによる先を見越した対応が効果を発揮しました。 タイムラインは多くの人々の命を救ったのです。

そこで そのタイムラインみたいな言ってみれば制度というか ソフト対策ですよね。 過去に 台風の災害に遭った町などでは もうタイムラインを取り入れている町もありますし運用を進める 検討しているという町も 既に あるので徐々に 日本でも始まっているというところなんですよね。 最近の ゲリラ豪雨とか集中豪雨なんていうのは到底 72時間前 タイムラインを発するみたいな その時にはどうなるか予測つかないですよね。

まず 削減を厳しく監視するため政府から独立した第三者機関気候変動委員会を設立。 国が定めたCO排出の上限値はカーボンバジェット 炭素予算と呼ばれあたかも 予算のごとく各省庁に割り当てられそれぞれ 削減目標が達成できる政策を工夫します。 医療部門では看護師などの制服を軽くしCOを多く出す火力発電などからあまり出さない再生可能エネルギーなどに変えていく必要があります。 生活のあらゆる場面で気候変動について考える事で80%のCO削減に挑むイギリスの対策。

この報告書の発起人はマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長やゴールドマンサックスCEOを務めたヘンリー・ポールソン元財務長官など超大物ばかりです。 今 アメリカでは温暖化に懐疑的だった共和党支持者たちも 気候変動が自分たちのビジネスに与えるリスクを避けなければならないと次々に訴えています。 既存の石炭火力発電所に極めて厳しい規制をかけ対策を行わないと稼働できなくしたのです。 アメリカを抜きCO排出量世界一の中国。

どんなやり方をするにしても対策には お金がかかりますしいろんな新しい技術も開発しなくちゃいけないしその技術によっては リスクもあるとそういう事ですが何もしないでいると やはりその 温暖化が進む事によって経済的な被害も含めてさまざまな心配 リスクは発生して 増えていく訳ですよね。 まあ 個人的には低炭素経済への移行はむしろビジネスチャンスを生むと思うけどね。

大体 僕らが抱えている大問題は気候変動問題だけじゃないだろ。 地球温暖化対策って 難しいのは今 何かしても すぐ 明日変わっていくものじゃないですよね。 2020年の東京オリンピックを目指してCOを出さない燃料電池自動車も実用化が進んでいます。 里山の森林資源も生かす…COを減らしながら地域経済を活性化するコベネフィットのモデルとして大きな成果を上げています。 9月 温暖化対策に本気で取り組むよう世界156の地域で市民たちが行進しました。