誰に?いつも 雅志がお世話になっておりまして。 雅志君のバッハ 随分自分のものになってきましたよ。 とにかく 雅志君の頑張りには感服です。 私も あれぐらい努力していたら今頃 一流のバイオリニストになっていた事でしょう。 三村先生んとこ ご挨拶してこちらに来ん訳にいかんでしょ。 落語研究会の後輩の中島です。 こないだのコンテストの主催者から 写真が届いたぞ。 え?コンテストって 何ね?ほら。 安川先生だって言ってたろ。
いや~ 助かった!まあ 同じ音楽を志す者同士って事だな。 事情?おやじに 音楽やるの反対されてるんだって。 そうか… 親に反対されたんだな音楽。 で おれが「音楽で食っていきたい」って言ったら案の定 大ゲンカでさ。 これ 「シャコンヌ」って曲。 今日は 何をやってくれんだい?そうですね…「火事息子」辺り どうですか?ああ いいねえ~!「同じ年でありながら ねえ~一方じゃ 家業を継いでかみさんもらって子どもまで もうけて。
でも 継いでほしいんだろ一人息子だし。 え?あ いや…それは うちの特殊事情で。 あっ お前 知っとるか?この電子卓上計算機なアポロにも使われたLSIが入っとるんやぞ。 LSIって 何?それは知らん。 大学生の兄とその友人たちと飲んでいたそうです。 ふだん 問題を起こすような生徒ではなかったんですが…。 おい! 生沢 退学だって!退学なんて!ひどすぎよ。 おれたちが コンテストに出たのもバレたら まずい事になってたかもしれないな。