NHKスペシャル「錦織圭 頂点への戦い」

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この番組のまとめ

世界ランキング1位ノバク・ジョコビッチ。 当時、世界ランキング11位の錦織がトップ10の選手たちを4位のバブリンカ。 身長1m78cmと世界のトップ選手の中では小柄だが、天才肌のテニスでランキングを更新し続けた。 自分のテニスを見失いランキングで格下の選手にストレート負けをすることもあった。 世界ランキングで最高2位まで上り詰めた名選手。 チャンはパワー不足のためストロークで打ち負けてしまう錦織に新しいテニススタイルを授けることを考えた。

錦織は去年の全米オープンで勝ったランキング4位のバブリンカと準々決勝で再び対決した。 バブリンカはこの試合で錦織に対し周到な作戦を立てて臨んだことがデータから明らかになった。 それが世界ランキング1位を1年間、守り続けているノバク・ジョコビッチだ。 ジョコビッチは錦織への対策をある男とともに進めてきた。 全米オープンで錦織対ジョコビッチ戦を見ながらベッカーは錦織にチャンの姿を重ね合わせていた。 偶然にも隣り合うコートで練習をしていたジョコビッチ。

ジョコビッチがとった錦織封じの作戦は意外なものだった。 ジョコビッチは錦織の体勢を崩してストロークに持ち込ませなかった。 黄色い線がジョコビッチのサーブだ。 錦織はジョコビッチのサーブが大きく弾んできたためベースラインより1m60cm以上、後ろでボールを打っていた。 黄色がジョコビッチ。 ジョコビッチのほうが全体的に錦織より回転数が多い。 すると、ジョコビッチは1秒間に最大95回転。 そこから力強い前で打つテニスでこれはジョコビッチのセカンドサーブの軌道。