ことしの決勝は初優勝を目指す宮城の仙台育英と45年ぶり2回目の優勝を目指す神奈川・東海大相模の対戦です。 東海大相模の先発はサウスポーの小笠原慎之介。 特に東海大相模の序盤の攻防、両監督もこれを一つポイントに挙げてましたね。 一方の東海大相模はきょう先発、左の小笠原右の吉田という2人の好投手をそろえています。 きのうも初回千野が出塁したあとにバスターエンドランという形で強攻策、これが決まって一気に序盤の4点につなげました東海大相模。 まず、序盤の考え方東海大相模がどう考えるかですよね。
いきなり動いてきてそして、先制点につないでまず、流れを作りました東海大相模。 ここから、たたみかけてくるのが東海大相模の今大会の一つ特徴ですね。 東海大相模としてはきのうの準決勝全く同じような展開ですね。 14番の佐々木啓太が佐々木順一朗監督のベンチからのどんどんつながってきたとそれがよく分かるような成績ですね。 たたみかけてきた東海大相模ですが序盤、立ち上がりどうかというところで2点という状況です。
ストレートとスライダーそれからチェンジアップもピッチャーからすると立ち上がりどうスタートできるでしょうか。 この青木がチャンスを作って中軸につなげるという形が今大会非常に多くなっています。 落ちるチェンジアップそれから横に曲がっていくスライダーもあります。 仙台育英からしますと今大会、ホームラン3本打っている平沢です。 三菱自動車京都元監督の川原崎哲也さんの解説で試合をお伝えをしています。
ワンアウト、ランナーは二塁。 吉田と小笠原という2人のピッチャーで先発を賄ってきましたので打数はそれほどランナーを二塁に送って次のバッターはアウトでもランナーを進めてそして千野君に回すというイメージどおりのイニングが進められているんじゃないでしょうかね。 2球目をストレートでファウルを打たせてストレートの質がよければフォークがより生きてくると佐藤世那も話をしていました。 これから攻撃に移ります仙台育英高校、ベンチメンバーをご覧いただきましょう。
きょうは東海大相模長倉君ですね、キャッチャー。 インコースもどんどん投げるんですけど普通はもう少しチェンジアップをたくさん投げるケースがあったんですがきょうは本当にストレートをおしてますね。 ワンアウト、ランナー、一塁。 チェンジアップでしたね。 チェンジアップが少し高めにきたということでうまく打ちましたね。 二塁はタッチアウト!少し相手を慌てさせるようなプレーもしたいんだという話を佐々木監督もしていました。
ただ東海大相模の各打者がきょうはあの辺のボールを強振せずにああやって、はらうように言ってみれば当てにいくというバッティングなんですけどみんなよく食らいついてます。 ワンアウトランナー、一塁、二塁。 こういう打順の巡りなどを見ると非常にいい形で東海大相模は攻撃が続いています。 神奈川の東海大相模です。 神奈川の東海大相模。 もちろん、仙台育英も今大会、見せてきたように強力打線ではあるんですが当然、相手のピッチャーとの力関係も考えながらというゲームの考えになりますね。
この辺りどうご覧になりますか?きのうなんかは1番の千野君それから4番の豊田君それまで、もう一つ当たりがよくなかったバッターがラストバッターのピッチャー・佐藤世那から攻撃が始まります。 仙台育英がこの一回り目を経てどういうふうに小笠原に対していくのかですね。 この辺りは非常に守備もいい東海大相模なんですがミスが出てしまいました。 仙台育英も中軸は非常に力があります。 ここで平沢君がさらにチャンスを広げるようになれば仙台育英はがぜん、勢いが戻ってくるでしょうね。
ですから、バッテリーとしてはどうしてもまっすぐ系で勝負した、そういうふうな思いもあるでしょうからバッターもまっすぐを狙っていくべきじゃストレート連続でファウルになっています。 なかなか速いストレートなんですが仙台育英の各打者が簡単に空振りしてくれないですね。 やっぱりこの辺りに仙台育英各打者の個々の力の高さそういったものもありますしこれが後半にどのように小笠原君に疲れとして出てくるかですよね。 この辺りは東海大相模が序盤、流れをつかんだかに見えたんですが仙台育英が押し返そうとしています。
4回の表の東海大相模の攻撃です。 ゲームの主導権というのはどう見たらいいですか?今のイニングでやはり、フォアボールエラー、そして佐藤世那君少し本来の調子からすると万全じゃないですよね。 東海大相模4回表の攻撃です。 点数は東海大相模がリードはしていますがどうでしょうほぼイーブンぐらいのそんな戦いでしょうかね。 そういう意味では東海大相模は吉田君も控えてますしそのほかのピッチャーも豊富におりますのでね。 東海大相模は1点差に迫られた直後にリードを広げるチャンスを迎えています。
それでは3点を追いかける宮城の仙台育英のアルプスの情報です。 変化球、変化球というそういった入り方が小笠原君としてはなんとか3人で打ちとって次の攻撃につなげたい場面ですね。 中でもこちら、2010年5年前に門馬監督のもと準優勝を果たしたメンバーです。 一番最後に期待することはなんですか?自分たちの代が果たせなかった門馬監督を甲子園で胴上げをしてほしいと思います。 門馬監督は5年前は、準優勝。
3点を追いかける仙台育英5回の裏の攻撃に移ります。 先ほども少しご紹介しましたが第1回大会のときに決勝に進出したのが秋田中学。 仙台育英、71回大会岩手の花巻東、そして光星学院と3度、決勝に進出していますがまだ春夏、通じて東北の優勝はありません。 いずれにしろ仙台育英にしては願ってもないチャンスになりましたね。 基本的に仙台育英はそんなに上位打線のときはしかも下位の序盤のときは送りバントを選択されているのかもしれません。
さらに一塁、三塁から5番・百目木のタイムリーでそのあと、4回の表に東海大相模が2点を追加しまして現在、6対3です。 あと、選手と監督のワンアウト、満塁!背番号12番のキャッチャーの熊谷がことばをかけました。 佐藤世那は9番バッターなんですが非常にバッティングもいい選手なんですよね。 佐藤君としては低めのチェンジアップ気味のボールしかたないですね。 チェンジアップなども持っていますが少し浮いたところは捉えられています。
もう一球、ボール球のチェンジアップもありますけどね。 小笠原君のボールもいい高さにきてますけど佐藤君、よくついてますね。 チェンジアップ完全に打ちきりませんでしたがよくここまで、もっていきました。 確かにチェンジアップが先ほどのフォークよりも甘くなかったですけど低めの難しいボールでしたね。 小笠原からするとストレートを中軸に打たれるケースもあってチェンジアップも徐々にいけば打たれるということですね。
ここまでゲームがきてますので谷津君、非常に小笠原君にはきょうは合ってますね。 ストライクゾーンのボールですか。 入った!小笠原のホームラン!東海大相模、勝ち越し!7対6!少し高めに入ってきた変化球でしたが逃しませんでした。 小笠原君の気持ちの一発ですね。 しかし少し押され気味だった中で小笠原がよく粘ってみずからホームランですよ。 さらに追加点のチャンスを作りました9回の表の東海大相模の攻撃です。 これは、佐藤世那君が8対6となってなおもワンアウト、二塁。
東海大相模、この9回一挙に3点!あれだけ抑えられていた中でしかし、この9回東海大相模が見事に打ち返して3点リード。 東海大相模45年ぶりの夏優勝まであとアウト1つ。 終盤も仙台育英が流れをつかみかけましたが見事に振り切った東海大相模。 ことしの優勝チーム東海大相模高校、門馬監督です。
東海大相模高校の小笠原投手そして、キャプテンの長倉選手です。 キャプテンこの仲間と歩んできた高校野球生活はどんな3年間でしたか?とにかく、みんなには本当に厳しいことばばかりかけて嫌われ役というか本当にみんなは自分のことを最後まで自分についてきてくれて本当によかったと思います。 皆さんの声援のおかげで自分たちも最後、優勝美を飾ることができたので本当に感謝しています。
序盤は東海大相模が流れをつかんだかと思ったんですが3回の裏の仙台育英ワンアウト、ランナー、二塁から2番・青木のタイムリーで4対1。 この決勝戦は三菱自動車京都の元監督・川原崎哲也さんの解説でお伝えをしてきました。 これで10対6というスコアで優勝ということになりましたがこれは偶然ではあるんですけど45年前の52回大会でも決勝はPL学園に東海大相模、10対6という…。 そして、一塁側から準優勝、宮城の仙台育英高校です。
東北勢の全国制覇は近い前回、優勝したときの監督は吉田凌、両投手を擁し打撃に破壊力がありました。 準々決勝の日本高等学校野球連盟会長の職を辞することになりますが新会長のもとで大会は3年後の100周年第100回大会、そしてさらにその先の100年に向けてさらにさらに進化していくことを確信いたしております。 大会会長渡辺雅隆朝日新聞社社長から優勝旗が贈られます。 優勝校・神奈川代表東海大学付属相模高校。 そして、準優勝盾を受け取った千野です。 準々決勝までは苦しかったそうですが準決勝では3安打でした。
大会会長渡辺雅隆朝日新聞社社長が閉会のあいさつをいたします。 第97回全国高等学校野球選手権大会はこれですべての日程を終え閉会します。 惜しくも準優勝となった宮城代表・仙台育英高校の最後の試合こそ僅かにおよびませんでしたが強豪の前評判を裏切らない堂々としたプレーでした。 高校野球誕生から100年の一つの節目を迎えた大会を制しました。 その梅谷成悟キャプテンの選手宣誓のことばの中には次の100年を担うものとして8月6日8月6日に開幕しましたので感謝して全力でプレーしますということばもありました。