放送90年ドラマ 経世済民の男(1)「高橋是清」(前編)

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この番組のまとめ

ハンドレッド ハンドレッド。 ハハハハ!ハンドレッド ハンドレッド ハンドレッド。 森先生が 烈火のごとくお怒りじゃ。 俺と一緒に 即刻着替えて来い!森先生?あのな~こやつが教官になれたのはな森 有礼先生のおかげじゃ。 牢屋に入れられるのでしょうか?さあ それは森先生の胸三寸じゃな。 酒臭かなあ!あ~ ちょうど 芸者衆にイングリッシュを教えておりましたので。 あほう! 先生は何もかも お見通しなんじゃ!見習い教官の分際で遊興三昧とは何事か! え?大酒 食らって醜態は さらすわ…。

分からんのか?わしが 箱屋になってまで芸者屋に奉公してるのは何のためだ?借金があるからでしょう?それだけではない。 あの子が まだ赤ん坊の頃安政の大地震があってね足軽長屋が潰れた時てっきり死んだと思った。 よかったこと!それ以来 あの子は 運が強いってご近所の評判になってね付いたあだ名が ダルマさん。 横浜のイギリス人屋敷で10歳から13歳までボーイを務めまして。 しかも アメリカでは奴隷に売られてしまいまして。

だけど 是清を生家に返す訳にはいかないし。 「バイブル」は 習いたくありましぇん。 「バイブル」を教えてるんじゃない。 森先生は立派な洋館を手に入れなさったな。 何で戻ってきた?それがじゃな 唐津の英学校は洋学反対派の焼き打ちを食うて大きな声では言えんが原因は 新政府の不手際らしい。 新政府の?せっかく幕府を倒したというのにこの国の形をどうするか異論続きでまとまりがつかぬそうだ。

例えば 大金持ちが芸者遊びで散財しますとその金が 置屋にも 芸者にも料理屋にも落ちます。 逆に けちん坊の資産家連中が何十万という大金を金庫や土蔵にため込むとします。 しかし 私は事の成り行きに納得がいかず取り引きの仕組みを根底から探ろうと決意して金庫に納めて 相場には流さず値上げ 値下がりを利用しながら巧みに損をさせる輩が少なくありません。 お前が習得したエキスペリエンスをじゃなこん国の土台づくりに役立てる手はなかとか?その儀は あいにく…。

行っといで!Mr.Takahashi.♪「梅ヶ枝の手水鉢」♪「たたいて お金が出るならば」♪「もしも お金が出た時は」♪「その時ゃ身請けを それ頼む」♪「青柳の風の糸」♪「結んで えにしになるならば」♪「もしも えにしになるならば」♪「桜の色香を それ頼む」♪「この頃の米相場」♪「もしも もうけになるならば」大蔵省や商法会議所と協議しながら何なら媒酌人も引き受けてよかど。