いつか来る日のために「証言記録スペシャル 学校で命を守る」

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この番組のまとめ

マニュアルでは津波の時の避難所はおよそ2キロ離れた所にある坂元中学校です。 更に 避難用の外階段や屋上に屋根裏倉庫を設置し津波にも対応できるような構造にしてあったのです。 屋上避難を主張していた麻生川さんに地元出身の教師 斉藤早苗さんが強硬に反対します。 最終的に 避難場所は特定せず校長である 麻生川さんが地震発生の時に判断すると決まりました。

麻生川さんは マニュアルを見直そうというふうに思われたのはどうしてだったんですか?赴任した時に先輩の校長先生から「とってもすばらしい地区なんだけどもただ 津波に襲われる地区なんだ」っていう事を聞いて「津波にだけは十分注意した方がいいぞ」っていうお話をされたんですね。 もう一つは実は 戸倉小学校の隣に保育所があったんですけれどもその保育所は実は 津波の警報が出た時小学校は高台に逃げるんですけれどもその保育所は戸倉小学校の非常階段を上って何で うちの学校が高台に行くのに保育所が屋上に避難する。

福田さんは こういう先生方がいるっていう事は保護者としてもちょっと安心ですよね。 その声に押されるように 学校長は子どもたちを体育館へ移動させ点呼をとるように指示し保護者にも知らせます。 このマニュアルというのは文部科学省を中心として県の教育委員会とか 市とか地方の教育委員会の方にひな形が下りていく訳ですね。

私たちが避難した時には学校と親御さんとが一緒になって子どもたちと避難するっていうような形があの時の形だったので。 ですから引き渡したから親御さんの引き渡さないから学校のというのではなくて学校と親御さんが一緒に子どもたちを守るっていうようなそんな 私たちが避難した時はそんなような形だったなっていうふうに思うんですけど。 学校と それから保護者との信頼関係。 積み重ねの中で信頼関係を醸成して共同して 危機に対処して子どもを守っていくというそういう信頼関係作りというのが大事になってこようかと思います。

で まあ 学校っていうのは子どもの命を預かる場所なので私たちは 本当に 100%の想定と100%のマニュアルっていうふうに考えてですね備える訳なんですけどでも 防災の事について考えた時に落とし穴になる場合があるっていうふうに私自身は思っているんです。 例えば もし 前の場所にですねまだ 戸倉小学校があったと考えた時にそこでまたマニュアルを 新たにあの時 私が すごく嫌だったその場で判断するというマニュアルを残しておかないともし 早く来た時には校舎の屋上で助かる可能性もやっぱり ある訳ですよね。