中国の抗日戦争勝利70年、軍事パレード。 一糸乱れぬ行進とかまばたきをしない40秒間とかあの辺りはすごくエンターテインメント性が高いなと思ったんですが中国のねらいとしては力を世界に誇示しているとしたら、いろんな面でまだまだできていないというふうにもちょっとうかがえました。 中国政府はことしを抗日戦争に勝利してから70年と位置づけて大規模な軍事パレードを行いました。 今パレードをやるには抗日戦争70年とパレードは、怖いと感じたかもしれませんが、実は冒頭でパックンも言いましたけれど壮大なショーだったんです。
このためには抗日戦争勝利70周年というタイミングが必要だったんです。 ただ多くの国では国のリーダーと軍のリーダーというのはイコールで、アメリカもオバマ大統領でさえ司令官だということを見せないと支持が落ちたりします。 大統領選挙で最高司令官としてちゃんと能力があるかどうかも問われます。 1回大統領になってからもずっと軍と仲よくしないといけないという雰囲気もあります。 例えばブッシュ大統領は空母に降り立ってイラク戦争の勝利宣言もしました。 軍のリーダーでもある大統領の仕事の1つだとアメリカでは普通に考えます。
共産党は抗日戦争の勝利を記念することで権威をアピールしようとしたわけですが国民がそれ以上に共産党に期待しているのは暮らしの向上といった今の身近な生活にあるように感じます。 普通の国だと同じ指導者が政治自制をころころかえるということはないと思うのですが中国共産党の場合はその時々で違う顔を見せるんです。 穏健の例を言いますと2007年に温家宝首相、当時の首相が日本に来て国会演説をしました。