戦後の民主主義、高度成長期に育った当時の若者たちはベトナム戦争や、みずからが享受していた豊かさの裏側で今、積極的に声を上げ始めた若者たちは、自分たちをデモを呼びかけたグループの一つ、高校生によるティーンズ・ソウル。 大手広告代理店が行った3000人への調査で浮かび上がったのは若者たちが抱える大きな不安です。 就職や結婚など自分の将来よりも日本の将来が不安と答えた人のほうが上回り全体のおよそ8割にも上ったのです。 将来への不安から保守的になりがちな若者たち。
自分自身が今、高橋さんがおっしゃいましたように、将来、じゃあ社会保障がどうなっているのかとか、就職先はうまくいくのかというようなことに、不安を持ってる、その切実さが違ってきているのかなと思いますね。 だから、そういったある程度日本社会が成熟した結果として、社会にコミットしたいという声が出てくるということは、一つの見方だと思います。
開沼さん、若者たちがこういう体験をすることで、本当に変わっていく、真剣なこの議論、多様な人との議論って大事なんですね?そうですね、私も実は、高校のときにディベートっていうのをやってましてね、ディベート甲子園という全国大会があるんですけど、まさに彼らのように、全国から高校生が集まって、結構、政治的な議論をしてると。