茨城県常総市では鬼怒川が決壊し、広い範囲で住宅が浸水するなど各地で被害が出ています。 常総市のスーパーでは1階部分が浸水し客や従業員などおよそ100人が2階に避難して救助を待っているということです。 警察庁によりますと、常総市で救助を待っている人は午後5時現在でおよそ200人に上るということです。 栃木県鹿沼市の住宅地できょう未明、土砂崩れが発生し60代の女性が土砂に巻き込まれました。
気象庁はきょう午前、栃木県と茨城県に相次いで大雨の特別警報を発表し、周囲の状況を確認してまた、東北南部や関東のほかの地域でも断続的に雨が降り、福島県の会津地方では48時間の雨量が300ミリを超えて50年に1度の記録的な大雨となっているところがあります。
警察庁によりますと、常総市で救助を待っている人は、午後5時現在でおよそ200人にでは、きょう正午ごろ、さらに桜川市内を流れる桜川でも堤防を越えて水があふれたという茨城県内各地で避難指示や避難勧告が出ています。 NHKが午後6時の時点でまとめたところ避難指示が常総市や結城市などで合わせておよそ2万5000世帯、少なくとも4万3000人に出ています。
では続いて福島県の被害の状況について福島放送局からお伝えします。 福島県内は降り始めからの雨量が多いところで400ミリを超えました。 また今月6日からの総雨量はきょう午後4時までに福島市の鷲倉で419.5ミリ南会津町松戸原で323ミリなどとなっていて会津地方を中心に、50年に1度の記録的な大雨になっています。 福島県と福島地方気象台は各地に土砂災害警戒情報を出して厳重な警戒を呼びかけています。 福島県南会津町の地区の橋の上です。
気象庁によりますと台風18号から変わった低気圧と、日本の東を北上する台風17号の影響で関東から東北南部にかけて湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定になってい午後7時までの1時間には、長野市鬼無里で32.5ミリの激しい雨が降ったほか、国土交通省が福島県田村市に設置した雨量計で33ミリの激しい雨を観測しました。