NHKアーカイブス「シリーズ日本の食(3)それでも大地に生きる」

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この番組のまとめ

日本の…NHKには 今から22年前輸入自由化や凶作などに揺れる農村を記録したドキュメンタリーがあります。 そして 山形県高畠町で有機農業を続けてきた♪~この地で40年以上 有機農業に携わっていらっしゃいます星 寛治さんです。 農政の変転といいますかね我々 ほとんど予期してなかったような事が今日 これからご覧頂きます番組というのはこちらの星さんが出演された1993年の「NHKスペシャル」です。 「星さん お元気ですか?九州の北部は 今年は春先から天候が大変に順調で今のところ農産物は全て豊作型です。

20年余り有機農業を続けてきました。 星さんが考える農業の原点は土を豊かにする事で 作物自身の生命力を引き出していく事です。 東北の農民の顔は暗く空を見上げて ため息をつく中で星さんの有機栽培の稲は冷害を乗り切りました。 この田んぼは もう 有機農業無農薬栽培に切り替えてから20年以上経過した田んぼなんですよ。 自由化推進論者には 農民にショック療法を与える事によってその内実は衰弱しているのです」。

息子さんのパソコンを使っての経営分析によると山下さんと奥さんが 結婚式の翌日から2人で開いたミカン畑が全体の足を引っ張っていると言うのです。 まあ その辺のところをカバーするような形で消費者の方々の援農とかこれから やって来る大学生の都会の若い青年たちの農業に対する強い関心一緒になって汗を流そうというそういう動きが将来 大いに広がっていけばその壁も乗り越えられるんじゃないかなというふうに期待はしてますけど。

それが 自由化の波をもろにかぶった ミカンの暴落や野菜の不振にぶつかり大きなダメージを受けた事が直接の原因だった事を知り言葉もありません。 しかし 若い夫婦は随分と考えた末の決断でしょうししばらく もう一つの仕事の力量を身につけて再び 農業に戻ってくると思います。 消費者などに呼びかけ農業体験を通し体で学んでもらおうというものです。 星さんは ブランド志向に流され寒さに強い品種を植えるという東北の米作りの原点を根本的に考え直さなきゃいけない場面ですね。

普通ね これ 一般には耕作放棄地っていってんだけどこの番組でもそういってますけど我々から言うとね耕作を断念したとこなんで耕作断念地でありまして50%ぐらいいってるような感じするね。 そして 95年には 食糧管理法いわゆる食管法が廃止。 国が 価格や流通などを管理していたんですけれどもそれが 自由に行われるようになりまして米の価格も市場原理で動くようになって米の価格が 安くなっていく一つの要因になっているともいわれています。

そうしないとね結局 農業問題っていうのは農家の問題だとまあ 今は ほとんど思ってるけど農家が なくなってごらんよ。 結局 農業問題は消費者の問題だっていう事に気が付きますよ。 世界的にね 去年は 国連が国際家族農業年っていう国連の報告書を読んでたら何か 自信が出てきましたよね。 簡単に言うと 世界の農業の90%は家族農業である。 家族でやってる小規模農業であると。 やっぱ それぞれの地域に合った農業というのがある訳ですから競争条件が違うのにね違う競争条件で同じ土俵で 相撲取る事ない訳で。