Dr.MITSUYA~世界初のエイズ治療薬を発見した男〜

戻る
【スポンサーリンク】

この番組のまとめ

今から30年前当時は不可能と思われていたエイズ治療薬を 世界で初めて発見した男がいる。 この研究で 最大の功労者が日本人医師の満屋裕明さんです」。 当時35歳の若き日本人医師満屋裕明だ。 エイズ治療の原点に立つ日本人医師。 太平洋を越え 向かった先はアメリカ・ワシントン郊外のメリーランド州ベセスダ。 32歳の時に NIHの一機関であるアメリカ国立がん研究所へ留学。

まあ ブローダーは 研究といっても自分で細胞やウイルスを扱わないでこれほど前向きで明るい人はいないというぐらいストレートな性格ですね。 一旦感染すると これは 死につながるというものでしたしブローダーの研究室自体も それに対応した環境であったとはじゃあ しょうがないから…夜になると一人離れた ギャロ博士のラボを借りてエイズウイルスの実験を行った。 満屋には エイズウイルスに闘いを挑むための「材料」がそろっていた。

HIVが感染する ヘルパーT細胞を当時 大量に培養している研究者は世界でも ほとんどいなかった。 エイズ治療薬を見つける実験に不可欠な細胞が満屋の手にあったのだ。 まず 2つの試験管で谷内江細胞を培養する。 そこへ HIVを加えると数日で谷内江細胞は死滅し白いボタンも消える。 HIVは T細胞を乗っ取る時「逆転写酵素」というものを使い情報をコピーして DNAを書き換える。 逆転写酵素の働きを抑えコピーを食い止める薬があれば人体に影響を与えず HIVだけを抑え込めるかもしれない。

共同研究を受け入れた製薬会社からある薬剤が届けられた。 満屋の実験で 逆転写酵素を妨げHIVの増殖を抑える事が初めて 「発見」されたのだ。 AZTは試験管内とそれから患者さん つまり人体で世界初のエイズ治療薬 AZTは発見から僅か2年という異例の早さで認可された。 満屋は製薬会社を頼らずに私は インベンターで発明者ではあるけれどもその権利は一切ありません。 AZTの登場以降 欧米の製薬会社が一斉に治療薬開発に参入した。 90年代半ばには 効果の高い新たなタイプの治療薬も登場。