柳亭市馬の演芸図鑑「おぼん・こぼん、泉ピン子」

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この番組のまとめ

え~ ナビゲーターをまた やってまいりましたが今日が 私の一区切りというところでえ~ 寄席に ふだん我々 出ております。 皆様方にも 是非この寄席に来て落語のだいご味を味わって頂きたいと。 え~ 表には のぼりがはためいていて寄席文字の看板が出てちょうちんが出て中へ入りますと寄席囃子が聞こえてきてお客さんの笑い声がする。 寄席ばかりでなく 最近では個人の落語会も多ございますからえ~インターネットのホームページや何かで見てスッとお出かけ下さいますのも一興かと思います。

さて 皆様方 京都の街は桓武天皇の命によりましてこの地に 平安京を築かれそれから 1,000年もの長い間日本の都として栄えたのがこの京都の街でございます。 あのお寺さんは何ていう…?あれは京都でも有名な清水寺でございます。 あれは「清水」と書いて「清水寺」っていうんじゃないですか?あっ 清水寺?清水寺じゃないですかね?清水… あっ ごめんなさい。 あれ ずっと私 今まで 清水寺…。

今ね 杉村先生のおかげで本当 今ありますね。 その ついてる事が例えば ごはん食べに行ったって水谷八重子先生とか花柳章太郎先生の話をする訳。 その時は もう掛かりきりなんですか?もう掛かりきりですし NHKと自宅の行ったり来たりで♪「チャンチャララン チャチャン チャチャン」でせりふ終わんなきゃいけないの。 え~ そんな事があったんですか!♪「チャチャン チャチャンチャンチャン」で「続く」だから。 ♪「チャンチャララン チャチャン チャチャン」「ここまでです」ってのせりふと芝居は。

このぐらい どうにかなんないのと思ったけどまた「おめえはそだなごとをして!」 ガチャン!「おしんのためでねえか!」とかって言うんだけどこれから 何かやってみたい事ってあります?やってみたい事っていうのはまあ そうね…ラジオドラマやってみたい。 ラジオドラマは 今までないですか?1回だけ。 台本を?ラジオドラマ。 下の橋田先生の長いせりふの方が長いからラジオドラマ ちょっと なめてた。 じゃあ ラジオドラマはねえ。

ひらり馬上の人になりますとこれから目黒を目がけてああ ご家来衆が戦国時代ですとあ~ 目黒へ着いた時はもう ヘトヘトでございましてな。 「望むところでございます」ってんで 主従でかけっこが始まったんですが本当に 駆けりゃあ家来が早いに決まってるんでねそこは 家来たちは気を遣いますから決して殿様を追い越さないんですけれども中には 物の分からねえ血気にはやった若侍が殿様の脇を ピュ~ッ!「これっ!その方 いずれに参る?」。 その家来が殿様の尻を押しますから体半身の差で 殿様 1着ゴールインで。

「ハハア」ってんでさあ これから ご家来衆が匂いと煙を頼りに お百姓のうちにやって参りますと「さんまを焼いておるな?」。 すまんな」ってんで縁の欠けた皿に焼きたてのさんまを載せまして大根おろし おしょうゆをかけまして 殿様の前へ。 風光明美に致しまして」。 そのうちにご親類筋にあたりますお殿様から招待を受けます。 こういう時の吉例はお料理は 何でもお望みの品をご用意致します。 これを聞きましてお料理係が考えちゃった。 早速 早馬を飛ばせましてそのころ 魚河岸が日本橋にございました。