総合診療医 ドクターG「しゃっくりで眠れない」

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この番組のまとめ

所長?どんな時でも おかまいなしにしゃっくりが出るので…正体不明の病気に苦しむ患者に向き合い鮮やかに病名を探り当てる医師がいる。 ありますけれど…さあ それでは患者を救ったドクターGの登場です。 ♪~今回のドクターGは…「ドクターG」 最多出場ミスター総合診療医 鈴木富雄先生。 普通は 病名ごとに症状を整理するが鈴木先生は その逆だ。 高橋先生 どうですか?実際に しゃっくりが止まらない人患者さんはご覧になった事あります?私は そのような症状だけでいらっしゃった方はみた事なくて。

昨日 久保田君の結婚式のスピーチの練習をしている時に…「久保田君は早くに お父様を亡くされ母一人 子一人懸命に世間の荒波に…」。 カンファレンス スタート!お願いします。 それではですね今から カンファレンスを始めましょう。 皆さん「胸部大動脈瘤」というのはそろいましたけども少し説明して頂きましょうかね。

その けいれんは横隔膜の運動をつかさどる横隔神経によって引き起こされます。 動脈瘤が大きくなってそばを通る横隔神経を圧迫するとその刺激によって横隔膜がけいれんししゃっくりが起きると考えられています。 血糖が高いとかコレステロールが高いとかもう中性脂肪も高くってプラス タバコを吸ってらっしゃる というすごく血管がいたむリスクが高い人なので大動脈瘤のような事が起きてもいいんじゃないかと思いました。 だから 横隔膜からこう 横隔神経というのが脳の方に 何らかの信号起こってると こういう感じですよね。

診断を更に絞り込んでいくために…脳神経の症状がないかとか神経学的に異常がないかの診察などがあると思いますね。 じゃあ どこが悪いのかというのを少し追求していったあとでそれぞれ書きましたけどもどうですか?自信のほどありますか 高橋先生。 フリップ オープン!さあ じゃあ まずは高橋先生から お願いします!ほぉ~。 咽頭喉頭がん浸潤による神経障害を考えました。 高橋先生それ どういう病名ですか?「頸静脈孔症候群」というのはまず 「頸静脈孔」は 脳の中の脳の神経の通り道になります。

カーテン徴候は脳から 舌や喉につながる舌咽神経と迷走神経の障害によって起きます。 あとは 喉の神経 舌咽神経が支配しているのですが診察上 顔面神経には問題がなかったので まとめると喉の神経 舌咽神経の障害があるという事になります。 腫瘍によって 舌咽神経が侵されむせ 味覚障害などが起きるとされています。 VTRの中で 神経診察が一とおり行われていたんですが舌咽神経のマヒがありましたのでそこが障害されているのは確かかなと思います。

右側の延髄外側に障害が起きると顔の右側だけ汗をかかなくなります。 延髄外側の障害なら無汗症の説明もつく。 先生 どういう病気なんでしょう?延髄に血液を送る血管が詰まる脳梗塞の発症などで引き起こされる病気です。 先生 緑川さんはどうやって治すんですか?緑川さんは 脳梗塞ですからあと 血液をサラサラにする「抗血小板剤」というのをのんで今度 同じような事が起こらないようにする。 喫煙や飲酒などで動脈硬化になり延髄外側症候群を引き起こした緑川さん。