本所深川見廻り方同心井筒平四郎の家もそこにあるガガッ！キャッ！えっ？ 誰？お… お初にお目にかかります。 とよ？あ… 叔父上。 弓之助の美形など本人どころか人様も誤らせます。 それで 叔父上の事をお話ししましたら「是非に ご意見を」と。 是非 叔父上様のご意見を伺ってみたいと。 弓之助。 この弓之助子どもの割には したたかでどうだ？ そんな気持ちになった事があったかい？ありません。 縁談相手が嫌じゃないなら試してみるこった。 添ってみて 駄目だったら夫婦別れすりゃあいい。
佐吉さんは官九郎の事を知らせに来ただけではないのではありませんか？もしや お恵さんと何かあったのでは？うん？ まあ 何かありゃあいつか 分かる。 そして ここに もう一人平四郎の知り合いが憂いていたべえ～！深川の大島で佐吉は お恵という女と所帯を持っていた。 いきなりなんかじゃない！あんたが気付いてなかっただけじゃない！官九郎がいなくなったから私たちの縁も切れるのよ！お恵！離して！お恵… 俺は そんなだったか？気付いてなかったっていうの！？そんな事ある訳ないじゃない！うそばっかり！けんかは 駄～目。
おでこさんは物覚えが ものすごくよいので叔父上も大変 重宝されてる人なのです。 総右衛門は自分の妻子を差し置いて葵と佐吉をなめるように かわいがった。 自分の母親は 男 欲しさに世話になった総右衛門を裏切り勝手に出ていった恩知らずの女だと…心の声全くもって気に入らねえ話よ。
本当ですか？そんなら わざわざ 親分が千駄ヶ谷の差配んとこまで出張らなくてもよかったんだねえ。 杢太郎の親分〜！心配したんだよ～！ああ〜ん！ 兄さん…。 弓太郎はな八丁堀の旦那と一緒に来たんだ。 杢太郎の親分。 俺は 本所深川方の井筒平四郎という者だ。 亡骸は ここだな？旦那！ 待って…！お前さんが八助親分だろう？杢太郎から聞いておる。