平成27年度 NHK新人落語大賞

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この番組のまとめ

NHK新人落語大賞司会の林家たい平です。 さあ NHK新人落語大賞若手落語家の日本一を決める優秀賞受賞された時…。 平成27年度NHK新人落語大賞。 大阪の上方落語っぽいといいましょうかね大坂城を舞台にした豊臣秀吉が主人公の噺を聞いて頂こうと思ってるんですけれどもね。 豊臣秀吉というのは 皆さんご存じのとおり太閤殿下といわれておりましてね正一位という 関白の位をおとりになった方でございます。 その方が誰かと申しますと堺に住んでおりました刀の鞘師 曽呂利新左衛門という方なんやそうですね。

さあ大変なのは 曽呂利新左衛門。 これを着ますと もうどっちが猿でどっちが太閤殿下や分からん。 よし この猿を武村三左衛門宅へ預ける」。 太閤殿下とお遊びになっておりますんでだんだん この猿も調子に乗ってまいりましてね。 あの日の事 太閤殿下大坂城の お廊下をばス~ッと お歩きになります。 大名連中そんな事 知りませんからね「おっ 殿下が来られた。 今度は 太閤殿下歩く順番を変えましてね先に 猿をチョコチョコチョコ~と歩かして殿下は 後ろからついていく。

今度は 太閤殿下何を考えましたかと申しますと猿に このね袋竹刀を持たせます。 家来の大大名加藤清正公でございまして。 そのあとに上がってまいりましたのが同じく 家来の大大名福島正則公でして。 このあと 上がってまいりました加藤清正がパ~ン!石田三成がパ~ン!黒田長政がパ〜ン!片桐且元がパ~ン!加藤嘉明がパ〜ン!皆を パ~ン パ〜ン パ〜ンでございます。 さあ この噂がですね大坂から遠く離れました奥州 仙台は伊達政宗公の耳に入ります。

正則や清正は 虎之助 市松と幼名で言えますけどもねさすがは 伊達殿でございます。 トップバッター 熱演でした。 去年に続いてでございましたですけどトップバッターという事で緊張が勝ったようでしたけどね。 どうしても こういった噺は素話の地の部分の語りがどうしても多くなりまして落語の会話のとこが少のうなるんですけどそれを 一生懸命「だって」とか言いながら涼やかな表情とは裏腹に芸への熱い思いを秘める。

お?何や? 素焼きの土器がぎょうさん積んであるな。 土器投げの土器じゃ」。 「土器投げ?」。 それ!ほ~れ どうじゃ?天人が風に乗って舞を舞うようにしてあの中へ…それ 入った! どうじゃ? ん?今度はな お染久松夫婦投げ。 それ! それ!2枚の土器が一本の糸で つながれたようにおんなじように後をついて…それ 入った! そ~れ 入った!どうじゃ? ん?スト~ンと落ちていったな。 風の流れは 最前 見たさかいえ~ 今度はね お染久松夫婦投げ。

大体ね 京の人間っちゅうのはしみたれてますさかいなこんな 土器みたいなもんほって 喜んでまんねん。 大坂の人間の気質ならねお金 ほりまんな」。 小判20枚」。 「小判20枚!えらい値打ちもんや~。 「えっ! 小判…。 松の緑に黄金色が キラキラ 輝いて一代の見物じゃな。 「『行こか』って 旦那! 小判!」。 「小判は ほった」。 このな 大きな傘借りていくで!これだけあったら大丈夫やろ…。 私 フワフワッと降りていってね皆 持ってきまっせ。 一八の背中後ろから ドン! 突いたれ」。 ピンピロピ~ン。

竹1本 目がけて シュ~ッ!クルクル クルクル!「じきに行きますさかいな~!ふん! ふん! ふん!うん… うん… うん… くっ…。 自らストーリーを作る新作落語が彼のスタイル。 唯一無二の世界に自ら浸る。 うほほ~い!盛り上がってるよ 新人落語大賞。 本当に盛り上がってる?盛り上がってるよ 新人落語大賞。 うまく ほめる事ができた暁にはそう もう分かってるな?光り輝く色とりどりの金平糖がお前たちを待ってるよ。 いいか? 俺 ほめたら金平糖もらえる。 「俺 ほめたら 金平糖もらえる。

「個性的で 唯一無二で独特な歯並び」。 ほれ 金平糖」。 金平糖は 小粒だからいいんだよ」。 「まーちゃん 言葉の端々に知性と品性を感じる」。 言葉の端々に知性と品性…。 「ある!僕 この間 空き地で特大ホームラン かっ飛ばしたろ?そのホームランボールが 雷おやじんちの窓ガラスに直撃してパリンて割れたろ? そこをたまたま通りかかったまーちゃんが…」。 「バカヤロー お前 何 間違えてんだ!見ろよ まーちゃんプルプルしてんぞ!」。

「未来人? 未来人なの!?未来人まで もう…時空超えてけ 金平糖!」。 鶴太郎師匠いかがだったでしょうか?独特な世界でグイグイ引っ張られましたね。 やっぱり 落語っていうものは当時 江戸時代も新しい事やってた訳ですからねもっと違うネタも もっともっと聞いてみたいなと思いましたね。 それから いろんな仲間に会ってそれでもっていろんな社会を経験して個性というそういった自分の色というものを身につけていくという意味なんだそうでね。

仲間になりたいんですかね?人間のつもりなんですかね?「ワンワン ワンワンワン」ってずっと入ってくるんですよ。 うっとうしいぐらいに「ワンワン」って。 レフェリーのつもりなのかね?「ワンワン ワンワンワン」ってずっと入ってくるんですよ。 レフェリーならレフェリーでいいんですけどねカウントを ツー スリー フォーって上げてもらいたいんですけどなかなかワンから上がらないという嫌なレフェリーがいたなという思い出がいくらかございますけども子どもの出てくるお噺でございますが…。

なあ? 頂戴」。 「コノヤロー 何だい その出せってのは。 だからさ おあし 頂戴!」。 「始まったよ小遣いの催促だ。 「コノヤロー。 いいかい?おっ母がもってる銭 あれはなお父っつぁんが 一生懸命働いた銭を預けてあるんだよ。 だからね 俺が 野郎に 小遣いやっちゃいけねえぞったらねおっ母は 一銭だって お前に小遣い やらねえんだよ。 「何だと!? コノヤロー。

「コノヤロー お前が言ったんだろ!来たのかよ?」。 「コノヤロー 商売に変わりやがったな。 寄席とか落語会 行った事ある?どのお客さんが あとになってお金置いてくの?そうでしょ? 先にもらうから芸人さん いつも やりたい放題」。 「コノヤロー。 あたいが 表 いたらね帽子かぶって 眼鏡かけてねでもって 白いお洋服を着てステッキ持ったおじさんが『いますか?』って来たの。 今ね うちのカボチャ野郎が留守なの』ってね お父っつぁん。 このカボチャ野郎って誰の事だと思う?はい 正解。

江戸っ子の風を感じる小痴楽ね。 では 恩田雅和さんいかがだったでしょうか?子どもさんと父親との対話がずっと続くんですけれども2人の人物造形もねよくできてたと思います。 小痴楽さんは自分で どうだったですか?ちょっと覚えてないです。 後で 番組終了後 権太楼師匠が楽屋で待ってますんでね楽しみにしていて下さい。 柳亭小痴楽さんでした。 まあ 落語の方にはですね若旦那という登場人物がおりまして。 まあ 落語の世界に出てくる若旦那ですからちゃんとしたのは出てまいりませんね。 「若旦那。

そうやって一日中 ゴロゴロ ゴロゴロしてたら何か こう仕事をしてみたいなという そういう気にはなりませんか? 奉公してみようという そういう気には」。 だって 奉公 行ったら安心してごはんが食べられるもんね」。 陥没飯!世間じゃ お茶漬けサクサクッてあるけど お前のとこじゃお茶漬けサッで おしまい。 何か いい奉公先があるのかい?男妾の口か何かかな?」。 お湯屋奉公なんかどうですかね?」。 「お湯屋奉公なんていってそれ ちゃんと女湯あんの?」。

あんた 道楽者っていう脇に赤く線が引いてありますよ。 相当な道楽者。 一生懸命やる?本当かな…。 くぎをバンバン バンバン打ちつけて女湯専門の銭湯にしよう!玄人 お妾さん 二号さん…。 お清お清 見て見て見て!今度 入った 番頭さん見て!随分と いい男じゃないかね』。 『ねえさん この肌に優しい無添加の香料不使用の せっけんお使いなすっておくんなせえ』『ありがとうございます。

中禅寺湖の辺りから子雷 コロコロコロコロコロ。 親雷 ゴロゴロゴロゴロ!コロコロ ゴロゴロ! コロコロ ゴロゴロ!チラチラ。 カリカリカリカリ ピシ~! …ってえと女は 持ち前の癪でもって「『御新造お気が付かれましたか』『今の水の うまかったこと』『今の水が うめえとはそんなら 今のは空癪か』では 審査員の方に伺いましょう。 片岡鶴太郎さん お願い致します。 10点満点で それぞれに点数をお書き下さい。 では 桂 文珍さんからお願い致します!小痴楽さんが 10点獲得!満点つきました。