総合診療医 ドクターG「右の手足が…」

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この番組のまとめ

それは 8年前脳梗塞で亡くなった患者の父親とよく似た症状だった。 見た感じ もう…それでは ドクターGの登場です!はい!今回のドクターGは総合病院 国保旭中央病院塩尻俊明先生です。 先生のところに紹介で来た患者さんの実例ですけども。 森野先生 こういうふうに紹介されてくる患者さん見た事あります?救急外来で地域の病院から紹介されて来たというケースは見た事あります。

高血圧 高コレステロールや喫煙習慣などのリスクがあります。 半年前に インフルエンザ2か月前に破傷風の予防接種をしました。 2か月前の定期健診時と比べ3日前の…血圧も上がりましたが明らかにADLも低下し歩行さえつらくなってるそうです。 さあ それでは 研修医の皆さん疑われる病名をフリップに お書き下さい。 じゃあ まず最初に光一先生からこの病気説明して頂いていいですか。 多発性筋炎というのは 全身のいろいろな筋肉に炎症が起こる自己免疫性の疾患です。

もうちょっと少し半身の力が入らないっていう病気鑑別を第2案 第3案を挙げてみたいと思うんですけど何か他に鑑別診断挙げてみましょうか。 実際に脳梗塞があった患者の画像と比べてみると…。 合わない点は どうですか?脳梗塞自体で熱が出るのかと言われると疑問が残ります。 熱が出て 脳梗塞も起こしえるような病気って何か 今思い浮かばないですかね?感染性心内膜炎が。 熱を持った 半身まひの人を感染性心内膜炎 疑うねというのは よく口にするので…。 弁に付着した細菌が血流に乗って流れ出し脳梗塞を起こす事があります。

先生 何か分かりましたか?吉村さんの病気見当がつきましたよ。 あと 食欲がないのも この病気は精神症状が出る事があるのでそれで説明できるかなと思って同じ病気を挙げました。 じゃあ 杏子先生さっきと病名を変えてますのでまず この病気の説明をして頂いてもよろしいですか。 「ギランバレー症候群」っていうのは何らかの感染症があってそれをきっかけに手足ですね 四肢にまひが起こるような病気です。 結節性多発動脈炎という病気は血管炎の中の 割と中等度から小型の血管を障害する病気です。

そうですね あれは尺骨神経っていうのは 肘の一番浅い所を通ってますからゴツンなんて ぶつけるとジーンって しびれた事って誰しも ありますよね。 手や指を動かす神経のうち親指側の正中神経と小指側の尺骨神経は薬指の真ん中で 分かれています。 吉村さんは まず親指側の正中神経がまひ。 その後 しばらくして尺骨神経のまひが起こり始めた。 これって つま先を上げる力が弱いんじゃないかという事ですから順番的には まず 正中がきて尺骨がきて最後に 腓骨神経っていう…この辺り。