NHKスペシャル シリーズ認知症革命 第1回「ついにわかった! 予防への道」

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この番組のまとめ

衰えを いち早く捉えてある対策をとればなんと認知症を予防できる可能性が明らかになってきたのです。 更に 認知症の発症を食い止められる薬も認知症というのは一番 落語家にとっても怖いんですけどもそれを予防できるんですか?その予防の可能性が次々と見えてきたんです。 認知症が心配になった山本さんは2年前 専門病院を受診。 実は 今 世界でもMCIの段階であればMCIの人のおよそ5割が認知症を発症。 この人たちは知らず知らずのうちに何か 脳によい事をした結果MCIから認知症に進まなかった可能性があります。

MCIの人の脳では 一体何が起こっているのでしょうか?まず こちらはMCIの段階を過ぎアルツハイマー型認知症になった人の脳の断面です。 科学者たちが注目したのは新たに分かった脳内ネットワークと呼ばれる脳の働きです。 実は MCIの人の脳ではこの脳内ネットワークに異変が起きている事が分かってきました。 アメリカ ワシントン大学を中心とする研究チームが注目したのは脳内ネットワークの結び付きの強さです。 すると MCIの人は正常な人と比べ脳内ネットワークのつながりが明らかに弱まっていました。

脳内ネットワークが弱まるとなぜ 歩行が不安定になるのでしょうか。 実は 私たちが歩いている最中脳内では 視覚や空間認識に関わるネットワークが働き刻々と変化する周囲の状況を瞬時に判断しています。 ところが MCIの人はこれらの脳内ネットワークが弱まっています。

MCIの段階から始まっている脳内ネットワークの衰え。 この神経細胞や血管に異常が起こる事こそが最新装置で脳を詳しく見てみるとところどころに黒く見える小さな点が見つかる事があります。 それなら 血管の状態をよくして神経細胞が死ぬのを防げれば脳内ネットワークによい影響があるはずです。 フィンランドでは MCIの疑いがある1,260人もの人に協力を得てフィンガー研究という世界でも類を見ない認知症の予防により高い効果が得られる事が今年 明らかになりました。

これは 具体的には 何歩ぐらい歩けば効果があるんでしょうか?歩数というのも 一つの目安ではあるんですけれどもより気を付けて頂きたいのは…これは 続けて何分とかっていう目安はあるんですか?10分程度でも 構いませんので是非 それを頻回に行うようにして頂きたいなと。 実際にMCIの人に投与したところ記憶力が回復しました。 日本でもMCIの人を対象としたシロスタゾールとは 現在 脳梗塞の再発を防ぐために使われている薬です。 この薬は脳の血管からの出血を防ぐなど神経細胞やネットワークを守る効果が見込まれています。