産卵の様子をじっくり観察することで荒波に耐える卵の秘密を解明しました!世界各地で厳しい自然を相手にしてきた私たちでもこの海を熟知した金坂さんに案内してもらいましょう。 「このあと午前9時の予想天気図で低気圧中心948ヘクトパスカルです」。 あ でもどうしてハタハタはわざわざ荒れた冬の日本海で産卵するんですかね?おっ ヒゲじい 鋭い!1つには冷たく荒れた海なら卵を食べてしまう 他の魚の活動が鈍いからだと考えられています。 そしてもう1つ荒波で かき混ぜられた海はなんて!第2章では巨大水槽を使って産卵を撮影。
原因は産卵にやってきたハタハタをとりすぎたことでした。 当時秋田県水産振興センターでハタハタの研究をしていた杉山秀樹さん。 漁を続けるためには ハタハタの保護が必要だと考えました。 子どもたちにハタハタを身近に感じてもらおうという取り組みです。 まず ハタハタが卵を産み付ける海藻ホンダワラを設置。 産卵にやってきたハタハタを捕獲しこの日のために飼育していました。 そうなるとハタハタは 他の海藻などに産卵するしかありません。 ハタハタが命をつないでいくためにもホンダワラが茂る豊かな海であってほしい。
一体 何?実は こちらタツノオトシゴのオスとメス。 出産していたのは なんとパパ!タツノオトシゴの仲間は オスが おなかで子どもを育て 出産する私たちが タツノオトシゴの観察にやってきたのは 日本海 鳥取の海。 タツノオトシゴは こうした根に生える海藻に暮らしています。 スポイトのような口でプランクトンや小さな甲殻類などを吸い取って食べるんです。 あっ オニオコゼのすぐ上にタツノオトシゴがいます。 ハートマークを発見!タツノオトシゴのカップルが誕生したんです。
タツノオトシゴの祖先。 そこでタツノオトシゴは産んだ卵を完全に包み込む「育児のう」を手に入れました。 なるほど! タツノオトシゴは長~い進化の果てに誕生したまさに究極の育メンですな。 アツアツカップルの恋の行方から目が離せません。 おや? 1匹のタツノオトシゴが泳いでいます。 レイにとって マコトは1回目の出産を無事成功させた実績があります。 よかった!アツアツカップルのまさに「愛の結晶」です。