桂文枝の演芸図鑑「江戸家猫八、天童よしみ」

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この番組のまとめ

初夏になりますと ホトトギスなんてのが鳴くんですけどねご存じでございましょうかね。 よく聴いてるとホトトギスって聞こえてくるんです。 ホトトギスって聞こえてきます。 面白いでしょ?季節が夏になるとね暑いですけどねやっぱり 田んぼで鳴くカエルなんていいですよね。 これが やっぱり 親子代々ずっとやってましてね特に 初代のおじいちゃんってのはねこのカエルの鳴きマネの名人だったんです。 うちのおやじも カエル得意でしょっちゅうやってましたけどおやじいわく「ものまねなんてのはただ続けてやったって面白くないんだ。

そこへね 雌のカエルが出てくるんですけどねこれは カエルったって雌ですからねやっぱり グッと色っぽくなりましてね。 これが カエルのラブシーンという。 「先日 ラジオで 猫八さんのカエルのラブシーンを聞きました。 大変面白かったです。 だけど私は 農家を30年やってますが雌のカエルは鳴きません」ってそんなのが来た。 これ 今のはカルガモ。 分かりますか?カルガモは…。 カルガモは…。 私も浪曲大好きでね。

本当に そのぐらい時間 小刻みに組まれる状況だったんでほんまに つらかったですよ 師匠。 そしたら なかなか頑張ってもそれを認められない状況。 「今日は これでしょう?」言うて?はい。 今日は もうちゃんちゃんこかなみたいな。 「何や?」言うのは心の声で聞こえてくる訳でんな?私 本当に お父さんと会話ものすごいするんですよ。 「お父ちゃん 今日 どうやった?私 あかんかった?どうやった?」って言うたら「お前 今日 2番目の歌詞のとこでちょっとだけ流したやろ?」とか。

男は 88が米寿でございますけどもまあ 米寿辺りから もうちょっと こう 男の方は「『何が?』って。 「長男は シンイチロウ」。 その次が タケジロウ」。 「タケジロウにはおってほしかったなあ。 ほれで 一番下が…」。 「一番下があなたのお気に入りのシュウヘイ」。 「シュウヘイ… シュウヘイに会いたいなあ。 シュウヘイは どうしてる?」。 「あんた シュウヘイの子どもだけはちゃんと名前も覚えてからに…」。 シュウヘイ! お前来てお父さんを説得してくれ。 シュウヘイ」。