エリー マッサン エマは 冬期休暇を利用し初めての家族旅行に出かけます。 そんな時 池田君から夢があるって聞いたんや。 夢！？僕…亀山さんが住吉酒造辞めてからず～っと考えてたんです。 貿易の仕事を始めようって！貿易の王様 目指すんやな？はい！それ聞いたらうちの体 カ～ッと熱うなってなうちが欲しかったんは これや！池田君の夢に賭けてみようって思たんや。 それで 貿易の会社をやってる知り合いに 雇てもらおう思て小樽まで やって来たんですけど大陸での戦争の影響で貿易の仕事は今はやってないって。
ねえ 何で 旦那さんに愛想 尽かしちゃったの？チエさん！だって 駆け落ちでしょ？どんだけ ひどい旦那さんだったんだろうって。 新年早々…。 旦那と けんかしてん。 そんな事だけで 旦那さんほったらかして 出てきたの？分かるわ～。 それに結婚して まだ４年目でしょ？もう４年だよ。 １０年以上 結婚しててみ。 違ぁ？結婚するいうんは誰かの飯炊き女として一生 終わるって事や。 こんな時間まで？エリーさん まだ出かけてないのか？とにかくおらと俊夫さんは大丈夫だべ。
あっ ああ！ 待って下さい！僕は？ 僕は！？知るか！ええ～っ！？よし！ 今日は もう みんな好きなものを食べよう！う～ん… おら 茶漬けにする！いいね！手間のかからないもの 賛成！何かあるかね？情けねえ！ そういう時こそ首根っこ つかまえてでも決して 悪い人やないんですよ。 おめえのポコチンも切り取られるぞ。 いや もしかしたらおめえのポコチンはもう ポコチンでなくなってるかもしれねえぞ。 このポコチン野郎！ハハハハッ…！まだ ついてます！ハハハハハッ…！気にしなくていいですから。
何 何？風呂入る時 服は脱衣所で脱いで洗濯籠に入れてって。 いまだに ウイスキーどころかリンゴ汁さえ売れねえありさまで苦労ばっかりだべ？私 幸せです。 マッサンの夢 必ず実現します。 ウイスキーが出来るまでの間日本一の余市のリンゴで…。 いっつも 旦那の事考えて背中押して料理も完璧で。 ウイスキー造るっていう旦那にくっついて北海道まで来て。 …ってか 売れるの？ ウイスキーって。 マッサン 商売 下手すぎだもん。
貿易王に 僕はなる！いいぞ 池田！よし！それは… これから考えます。 日本一！ハハハハッ…。 ねえねえ… 一つ聞いていい？何？池田君の どこが好きになったの？どこて…。 どうにもならねえ時は「アイ ラブ ユー」は夫婦円満の秘けつだべ。 夫婦っていうても血のつながりには 絶対勝てんって思い知ったわ。 結局 産んでくれた母親が一番。 まあ どうしても 夫婦が続けられないっていうなら離婚したっていいと思うよ。 だってさ結婚も離婚もただ 紙一枚の問題だもんな！なに 偉そうな事…。
えっ 好子さんは お見合い結婚？うん。 さっき 「何で池田君を選んだんや」って聞かれたやろ？あんたには 旦那さんがいっぺ。 好子さんその覚悟ができてんの？覚悟…？池田君だって 結婚したらどうなるか 分かんないよ。 わしらは この日本で日本の魅力がギュッと詰まったウイスキーを造ってみたいと思うとります！みんな 楽しみにしてるんやで。 えっ？亀山君が造る日本で初めてのウイスキーうちらも早よ飲んでみたいわ。 僕が 好子さんのマッサンになります！知ったような口 利かんといて。
せやかて…僕が あの人の事をどんだけ好きでも好子さんの気持ちが…。 好子さん どうしたの？うちの家の近くにな汽車が通ってんのよ。 社長！？好子さん？ えっ…。 お前との話は後や！好子～！ ここにおんのは分かってんねやぞ〜！今日こそ首根っこつかんで ガツン…。 好子！ ここにおるんは分かってんねんぞ！へじゃ…。 おい！ 好子～！観念して 出てこ～い！おい！あっ はい！うるさいて！好子さん！ 聞こえてんねやろ？好子さ～ん！大事にはせえへんと言うてはる。