「SWITCHインタビュー 達人達」。 連続テレビ小説「まれ」では武骨ながらも心優しい塩田職人元治を演じている。 田中と話してみたいと名乗りを上げたのは挾土秀平 53歳。 なぜ 挾土は田中 泯に引かれたのか。 土佐藩の重臣吉田東洋を演じた。 田中の踊りは現代美術や舞台芸術にも大きな影響を与え続けてきた。 田中は 挾土を訪ねて飛騨高山にやって来た。 田中は 挾土とどんな話をしてみたいと思っているのだろうか。 コテを自在に操る挾土熟練の技。 挾土が用いる色は 全て 天然の土や鉱物から生み出されるものだ。
ラピスラズリの鮮やかな大空に二筋の飛行機雲が交差する。 面白いもんで これだけ作ると「どれが好き?」ってクライアントの人に見てもらうと…ちょっと あるんですよ。 どうせ いずれね…自分のうちなんで…そして さっき 紺色の土を僕が 一番大切にしてるって言ったじゃないですか。 今 「シンプル イズ ベスト」とか…シンプルって言ったって…取ってって 取ってって最後に残したのがシンプルだっていう事を言いたくて逆に 過剰やってみようと思ったのが この部屋です。 本当に ポッポッと火がついて明かりがついていって。
挾土秀平は 左官の2代目として飛騨高山に生まれた。 父の姿に憧れ 高校卒業後熊本や名古屋で修業を積む。 田中はその場所に心が動かなければ夜空に輝く月に呼応するように田中の体が動き始める。 田中 泯は頑固一徹な塩田職人を演じている。 何か だから…何か 時代が時代だったら何か こう…やっぱり 何か 当時 本当に…一夜明けて 上京した挾土はここがスタジオっていうか。 僕はね 理想的に言えば…その時代の そういう頃の…田中は 行くさきざきで心の赴くままに踊り踊りの原初の姿に立ち返っていく。
いや 同じ…モダンダンサーとして活躍していた田中は23歳の時 土方 巽の踊りと出会う。 既存のバレエやダンスとは全く違う新しい身体表現 舞踏の創始者土方 巽。 土方との出会いは田中の人生を大きく変えた。 田中は土方を心の師と仰ぎながらも独自の踊りを模索し続けた。 だから 例えば…井戸掘り?水道工事のバイトに行ったんですね。 さまざまな肉体労働に従事した田中が田中が映画やドラマに出演するようになったのは 57歳の時。 田中は 68歳にして初めて アクション映画に挑戦した。