旅をする料理人は番組でもおなじみ中国料理の菰田欣也さん。 都内にある四川料理の名店で総料理長を務める菰田シェフ。 鳴子っていう場所は町じゅうが温泉の香りするんですね。 まずは温泉街を歩いて食材探しです。 早速 温泉旅館を訪ねます。 出会ったのは地元旅館の若女将。 若女将に鳴子の冬ならではの食材を聞き込み。 どぶろく造ってるんですか?白いお酒ですよね?何と鳴子名物はどぶろく。 迎えてくれたのはこの旅館のご主人遊佐久則さんと妻の輝美さんです。
鳴子温泉に来た意義があるって事ですね。 農家レストラン。 この日は地元の野菜で鳴子伝統のおせちを作ります。 先生はベテラン農家の高橋直子さん。 食材の保存法や調理法を教えています。 こちらは高橋さんの自宅を改築した農家レストラン。 4年前に東京から鳴子に移住してきました。 東京では服飾関係の会社幹部として多忙な日々を送っていました。 たまたま旅行で訪れた鳴子で人々の温かさと豊かな食文化に感動。 この日 作るのは里芋の親芋を使った煮物。 里芋の親芋と子芋ではその見た目も違います。
山の清水で育てる食材があると聞いて鳴子温泉郷を北上。 およそ4万匹のイワナを養殖しています。 見ますか?うわ~!3年もの?うお~!天然ものでは なかなかお目にかかる事ができない体長40センチ以上の大イワナ。 養殖場ならではの貴重なイワナです。 このサイズになると焼き物は ちょっと無理なんで…イワナの刺身…。 川魚 いっぱいいますけど あえてやっぱ イワナがいいんですか?林業と農業を営む丸米さんは3年前 イワナのおいしさを多くの人に知ってもらいたいと本業のかたわら養殖を始めました。
揚げた凍み豆腐をクラッカー代わりにして里芋のペーストをのせます。 細かく切った凍み豆腐をたっぷりの油とテンメンジャンで炒めて甘辛く味付け。 凍み豆腐に油のコクテンメンジャンのうまみを含ませる達人ならではの技で見た目も味も肉に大変身。 菰田シェフがイワナの新しい食べ方を提案。 イワナの刺身に食べる直前にスープをかけしっかりとした身の食感を損なわず風味を際立たせた1品です。 里芋のペーストを雪山に見立ててアクセントに旅館の干し柿とイワナの卵をのせました。