この天王寺かぶらは 甘みが強くて歯ごたえが しっかりしてるのが実の形が独特の天王寺かぶらですけれども大阪の伝統野菜なんですね。 今から 400年ほど前大阪の天王寺周辺で栽培が始まりました。 土が かなり乾いているんですこれ 「ひげ根」と呼ばれる部分なんですけど土の中から効率よく水や 栄養分を吸収します一般的なカブと比べると天王寺かぶらの ひげ根の多さは一目瞭然ですよねそのため 水や肥料が多すぎると吸収しすぎて実が 割れてしまう事もあるんです水は 雨や露で十分。
地下80メートルから くみ上げた井戸水を使って土を洗い流します真っ白になったら大阪の高級料亭や漬物店などに 出荷されます。 種をとるんで「採種」って いいますけれどもそれも 普通だったら種屋さんが隔離された土地で他のものと混ざんないように作るわけなんですけどもこういう在来野菜の場合は農家さんが自分で やらなきゃいけない。
天王寺かぶらも 復活から18年がたちましたけれどもただ 大阪で食べた事があるという人は意外と 実は少ないんです。 やわらかくなったらシチューのルーと 牛乳を入れて更に 10分ほど煮込みます「天王寺かぶらと ベーコンのパスタ」かぶらを すりおろした「鯛と きのこの天王寺かぶらあえ」などバリエーション豊かな料理が出来上がりました気になる クリームシチューその お味は?そして むいた皮と 残った葉っぱも 捨てずに使います。
こうした中 その なにわの伝統野菜を まとめて作る事で大阪の中心から 車で およそ1時間の のどかな町です。 もちろん天王寺かぶらも 売っていますここでは 大阪府が認定している「なにわの伝統野菜」17品目のうち9品目を 販売しているんです。 旬の伝統野菜をまとめて買う事が できると他県からも 買い物客がやって来ますもともと農業が盛んな 河南町。 大阪で農業をするにあたって伝統野菜は 魅力的だといいますパワフルですね 阪上さん。