ブラタモリ「#27 熱海」

戻る
【スポンサーリンク】
20:05:34▶

この番組のまとめ

研究員をやっております鈴木雄介と申します。 火山学が専門の鈴木雄介さん。 熱海の地形や地質にとっても詳しい案内人です。 今も 年間600万人が訪れる国内有数の人気温泉地です。 「熱海を支えるもの」といえばまずは温泉。 バスソルトって…続いて向かったのは熱海の温泉が どうして塩分をたっぷり含むのか分かる場所です。 熱海の近くには30万年前まで多賀火山という巨大な火山があり陸の近くの海底にも噴火口がありました。 火山活動が終わったあとも熱海の地下には火山の余熱が とどまっています。

熱海は江戸時代行司 つまり番付には入らない別格の温泉地でした。 では その家康が気に入った熱海の温泉街なんですけれどもすごく…あっ そうですか。 江戸時代の痕跡をたどっていくと当時 熱海を支えたものが何か分かるんです。 こちらは 江戸時代初めに描かれた熱海の絵図。 実は ここ 江戸時代の熱海の町の入り口に当たる場所なんです当時と変わらない急な坂道を下って街の中へ入っていくと…。 この なだらかな傾斜こそ江戸時代の熱海を支えるとっても重要な役割を果たしていたんです。

熱海は 何度も大火に見舞われているためこうした歴史的な資料はとっても貴重なんです。 この版木にも 沢庵が熱海で詠んだ歌が書かれていました。 別荘を見ると 明治以降熱海を支えたものが分かるんです。 いかに…海を望む絶景が楽しめる熱海の別荘は富裕層を中心に人気を集めました。 昭和9年に 丹那トンネルの開通で東海道本線が熱海を通るようになると関西方面から熱海へのアクセスがよくなり客足が急増。