木曜時代劇 ちかえもん(3)「放蕩息子(あほぼん)徳兵衛」

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この番組のまとめ

♪~♪「君と よく この小屋に」♪「来たものさ」♪「わけもなくお茶を飲み 話したよ」♪「人の姿も変わったよ」そない信じて 催促せんどころか高い高い朝鮮人参まで煎じてくれはった平野屋はんにな…。 切腹や~!切腹や 切腹や! 切腹や〜!赤穂の義士が切腹したんや~!さあさあ さあさあ…!詳しい事は これに書いてある!切腹か!打ち首は免れたちゅう訳やな。 母上もよう普通に迎えられまんなあ。 ああ~!お初と平野屋の若旦さんがいちゃついてたんか。 平野屋の若旦那やで。 大坂一ちゅう事は日本一ちゅうこっちゃ。

一ぺん 平野屋はん行て見てこい!えっ?あの店 見たら そないな浅はかな考えは のうなるわ。 平野屋 どこにおまんねん。 手当が無うなる?私は 人形芝居みたいなもんに金 出す気は 一切あらへん。 あの若旦さんの代になったら平野屋は しまいや。 わいは不孝糖売りとしてふがいない思いや。 ああ くそ~!ああ! 不孝糖 売るで~!おお…! 走るな おい!醤油が… 醤油が こぼれる!おい!飛び切り器量よしの女を用意して下さい。 平野屋の若旦さんが通てくれはるようになってからか。

♪「それ 不孝糖 不孝糖」♪「おやおやおやおや親不孝の不孝糖」ほい!♪「親を泣かせてやろうとて」♪「拵え始めの不孝糖」♪「おいしいで 売ったろか」♪「一ぺん 食うたらやめられへん」けったいな旦さん。 これはな親不孝したい者がなめる不孝糖や。 わいと一緒に不孝糖 売らへんか?はあ?日本一の不孝者を看板にして不孝糖を日本一の商いにすんのや!ふざけんな!誰が日本一の不孝者や!この 今 手に握りしめてる銭。

「ここは まこと吉良の屋敷でござりましたか?」。 誰が?赤穂義士が。 …えっ?…なんぼ 書かれへんからいうていまだかつてそないな大胆な言い訳聞いた事ないわ。 今日が 浄瑠璃作者近松門左衛門の命日や。 お殿様にも 公方様にもでけへん事をあんたはその腕一本でやっとんのや。 そやな!失礼致します。 今後とも ご贔屓に。 ♪「親を泣かせてやろうとて」さあ 買いなはれ 買いなはれ!大坂一の不孝者平野屋徳兵衛の売る この不孝糖!はいはい。

しかし…平野屋様のお力をもってすればそれも不可能ではない事この九平次はよ~く存じております。 ♪「それ 不孝糖 不孝糖」え…?何でこないな事になってんのや…。 それをお前は 家の仕事もせんとけったいな商いに関わってたちゅうのやな?ええ?この平野屋忠右衛門の伜が平野屋の跡継ぎが「不孝糖 不孝糖」ちゅうて人様に親不孝を勧めて歩いとったちゅうのやな?この恥さらしが!隙のないお人だ。 平野屋徳兵衛や。 いや~ ほんま こないに不孝糖売りに向いてるお人探そう思たかて見つかりまへんで。