NHKスペシャル「ママたちが非常事態!?~最新科学で迫るニッポンの子育て〜」

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この番組のまとめ

ある調査によれば日本の母親の 実に7割が子育てで孤立を感じているといいます。 そんな ママ友たちとの交流を楽しんでいる有留麻依子さん。 都心のマンションで暮らす 麻依子さん。 麻依子さんは不安と孤独に耐えられず医師に相談。 調査によれば 麻依子さんのように子育てで 孤立を感じているエストロゲンは 妊娠中 分泌量がどんどん増えていきますが子どもを産むと急激に減少します。 ママたちを襲う 孤独感の謎に意外な視点から切り込む研究者がいます。 世界的なチンパンジーの研究者です。

実は これ チンパンジーとは違う人間の大きな特徴です。 チンパンジーは 我が子の育児に掛かりきりの5年間次の子どもを妊娠する事ができません。 生まれて間もない我が子を他人に任せるのは実は もともと 母親に共同養育を促すためのものだったとも考えられています。 出産後に母親が不安や孤独を感じれば今もなお 母親たちの体にはまた ベビーシッターなど共同養育の現代版といえるサービスも日本では ほとんど利用されていません。 本能的な共同養育の欲求とそれがかなわない日本の育児環境。

ところが 人間の場合その理由は人類が二足歩行を始めたおよそ700万年前にまで遡ります。 こちらは 既にイヤイヤ期が終わった6歳の男の子。 イヤイヤ期が終わった子どもの脳は我慢をしている間 額の内側にある赤く示した部分が一方 イヤイヤ期の子どもの脳は我慢しようとしても 同じ部分があまり働いていません。 ところが 表層にある前頭前野がまだ発達していないとそれを抑える事ができません。 これが イヤイヤの正体。 やがて 脳が発達し前頭前野が活動を始めるとまだ衝動を抑えられない未熟な脳を抱えた イヤイヤ期の翔君。

産後 授乳の際にもオキシトシンが たくさん出て乳腺を収縮させ お乳を出します。 興味深いのは オキシトシンが持つ…愛情を強める事が知られています。 こちらは 子育て中のオキシトシンが大量に分泌されている母ネズミ。 激しい攻撃!でも 母ネズミのオキシトシンを働きにくい状態にすると…。 何 それ~?40人の母親で実験した結果オキシトシンの分泌が多い母親はブザーの長さが平均で1.3倍音量は 1.5倍。 オキシトシンによって攻撃性が高まる事が確かめられたのです。