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- NHK・東京
- クローズアップ現代「あなたの周りにも危険が…終わらないアスベスト被害」
- 2016年02月04日(木)
- 19:30:00 - 19:56:00
- 吸い込むと肺がんや中皮腫を引き起こすアスベスト。かつて社会問題となった建築解体時の飛散が今も各地で起きている。なぜ教訓は生かされないのか。その対策を検証する。
19:33:46▶
この番組のまとめ
ところが、その後も業者の違法行為などによって通常より高い濃度のアスベストの飛散が相次いでいます。 被害の拡大を防ぐための対策が取られたはずですが今、アスベストの危険性への警戒感が風化し、気付かないでアスベストを吸い込んでしまうリスクが高まっています。 取材でこの業者は、アスベストが建材の中に含まれていたため事前の調査で見過ごしていたことが分かりました。 まず、所有者や発注者から解体・改修作業を請け負った業者は建物にアスベストが含まれているか調査を行います。
長年アスベスト問題を研究し法改正の委員会にも参加していた東京工業大学の村山武彦教授は現状を改善するにはまず規制を強化することが欠かせないといいます。 今夜のゲストは、長年、医師としてアスベストの患者を診てこられ、そしてNPOの代表として、アスベストの危険性について警鐘を鳴らし続けていらっしゃいます、名取雄司さんです。 アスベストが飛散するようなその解体工事が後を絶たない、こうやって見ますと、いわばこれ、業者任せの対策になっているんですか?そうですね。
加えて建物の所有者にとってアスベストが見つかれば資産価値が下がる可能性があることも調査を難しくしているといわれています。