おいおい おいおい おいおいほらほら!「東京都新宿区信濃町杉村春子様」。 そして 杉村のもとに届いた手紙を通して彼女に魅せられる人々の心と大女優の素顔を描いたドキュメンタリーこんにちは。 黒柳さんと 杉村さんとの出会い養成時代なんですけど 芝居を見て感想文を書くというのがあってそれで 最初に見たのが杉村先生が お出になった「二号」。
それでは まず その杉村春子さんの「女の一生」をご覧頂きます。 今日は文学座公演の「女の一生」です。 森本 薫の最後の作品であり代表作ともいわれるこの「女の一生」は終戦も間近い頃狂気じみた弾圧と思想統制の下で書かれました。 「女の一生」は 時代に合うように改訂されていてこの公演では終戦直後の焼け跡から話が始まりますあの… ちょっとお伺いしたいんですが。
あの… 伸太郎様の?そうですよお前は どうお考えだったの?いいえ 別に…。 それから6年伸太郎と けいの間に娘の知栄が生まれています。 けいに後事を託した堤家の女主人 しずはアメリカをご覧なさい。 けいは 堤家の女主人として家業を切り盛りするようになります。 しかし 学者肌の夫伸太郎との仲は ぎくしゃくし家族も バラバラになっていきますいや 言いにくい事なんてありゃしないさ。 その時 お前は堤の家の柱となり当主である俺の保護者になるという闘志と自負心とに胸を躍らせて立ち上がった。
終戦間際の節分別居していた夫 伸太郎が久しぶりに訪ねてきます鬼は外 鬼は外。 人けのない公園で えんび服と夜会服を着込んだ老人夫婦が私たちの老年にも 1つや2つの思い出があろうというもんですよ。 杉村春子さんの代表作62歳の時の演技ダイジェストでしたけれどもいかがでしたか?やっぱり 前からそう思ってたんですけど杉村先生っていう方はセリフが 本当にお上手というのは通り越してどんな短いセリフの中でも最後の最後まで 必ず感情が入ってるんですよね。
あれが やっぱり 杉村先生のすごいところですよね。 だから やっぱり杉村先生が いらっしゃって何か おっしゃる度にはあ~ そうなんだなと思ってだから 杉村先生の芝居の時はね杉村先生が出るっていう…お出になるっていう事だけで見に行きましたもんね。 着物が好きな杉村さんは公演で博多に来た時は手紙のやり取りをしていました。
で 彼女は この時に このね人間不信からね 立ち上がってく彼女はね本当 「女の一生」で鎌首を持ち上げて「間違ったら 間違ってないようにするわ!」って蛇の鎌首を 持ち上げるような形で言うセリフなのよっておっしゃってましたですけど。 杉村さんは 仙台公演がある時にはよく唯野さんと食事に行きました。 随分 迷ったんですけどでも あの先生が「あなたのご主人に 手紙書くから」とかってね言われてね。 だから多分 先生の前に行った時多分 疲れ顔だったんじゃないかなと思うんですけど。