城から消えたダ・ヴィンチ「糸巻きの聖母」の数奇な旅

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この番組のまとめ

彼は ルイ14世の時代に駐仏大使としてヴェルサイユ宮殿に つとめていました。 光と影の画家 レンブラントの…そして…幼子イエスに注がれる聖母のまなざしは憂いと 慈しみと 悲しみをたたえています。 「糸巻きの聖母」は 彼が49歳という円熟期に描いた作品です。 レオナルド・ダ・ヴィンチ理想博物館のヴェッツォージ館長はこの絵には 巨匠の哲学や精神が込められていると言います。 「糸巻きの聖母」には彼が身につけた「哲学」や「精神」そして 「科学的知識」までもが凝縮されています。

モンタギュー公爵家の娘 エリザベス。 慈しみ 愛してくれた家族を失ったエリザベス。 彼女が引き継いだモンタギュー家の遺産の中にはエリザベスは 母と子の姿を一体 どんな思いで見つめたのでしょうか?赤外線で絵を解析したところ聖母の背景には 別の絵がある事が分かったのです。 この絵には 運命を抗えないものとして受け入れようとするエリザベスは どんな思いでこの絵を見ていたのでしょうか。 スコットランドの南部木々に囲まれた 瀟洒な館…公爵家に30年以上仕えてきたサンドラさんが館を案内してくれました。

祖父には スコットランド出身の秘書がいたのですが彼女は いつも小さな車の後部座席に聖母を乗せてスコットランドとロンドンを行き来しました。 公爵の代理人への連絡はリバプールの探偵グラハムとドイルの依頼を受けた弁護士からのものでした。 絵を取り戻した誇らしさと報奨金への期待に胸を膨らませ一路 スコットランドへ向け車を走らせる探偵たち。