織田家家臣としての道を貫くのが筋ではありませぬか。 滝川殿 すぐに 京へ向かい明智を討ち果たして下され。 此度はこの滝川一益に預けてほしい。 そのかわり 滝川殿。 明智を討った者が今後の織田家中を率いていく事になりましょう。 それは 滝川殿を置いてほかにはござらぬ。 真田安房守昌幸滝川殿に賭け申す。 例えば 北信濃を拠点にしていた織田家家臣 森 長可。 子細あって滝川一益に手を貸す事にした。
加えて北条氏直様は 信玄公のお孫じゃ。 小田原城の北条氏政に信長死すの知らせが届いた。 氏政は 2年前に家督を息子の氏直に譲ったが北条家の実権は依然として 氏政が握っている。 「北条は貴殿が留守にしている間に上野や信濃に攻め込む事は決して致しませぬ」と書いておいた。 では 早速それがしの兵を回しましょう!ばか者!北条と気安く戦などできぬわ!しかし…。 源次郎信繁が 真田に戻ってきた。 母上 源次郎を責めてはなりませぬ。 若様!?お梅! 源次郎様が お戻りだぞ!源次郎様!どうぞ どうぞ お入り下さい!うん。
6月13日 明智光秀は山崎の合戦において羽柴秀吉に敗れた。 にしても 羽柴秀吉毛利との戦の最中であったはず。 これで滝川一益の目は なくなった。 織田や北条や上杉と対等に渡り合える力が。 戦支度は整っておるな?はい 父上!直ちに出陣し 上野に攻め込め。 はっ!北条氏直の軍勢は上野に侵攻を開始した。 上杉も 北条も 徳川もこの信濃が欲しいのじゃ。 はっ!滝川一益には上杉の動きを食い止めるために北に出陣していると伝えておけ。