クローズアップ現代「シャープ“買収”~日本のもの作りはどこへ〜」

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この番組のまとめ

ホンハイ精密工業の郭台銘会長です。 世界最大の下請けメーカー台湾のホンハイ精密工業。 テレビが売れなくなったシャープはところがホンハイが6600億円に上る資金を投じる案を出しシャープはホンハイの傘下に入ることを決めました。 3年でシャープを黒字化するというホンハイはシャープの経営危機をきっかけに4年前からこの工場を共同経営しています。 シャープと共同経営している液晶ディスプレー工場です。 郭会長は、共同経営に乗り出すとすぐに堺工場のディスプレーをホンハイの持つネットワークに加えました。

まず河内さん、ホンハイの郭会長は、3年で黒字化できると、大胆におっしゃっているんですけれども、そのネットワークを生かして、どうやって事業全体を再建しようとしてるんですか?ホンハイが持つ豊富な資金力とネットワーク、それからシャープが持っています技術力と商品企画力ですね、互いに足りないものを補って、競争力を作っていこうというのがホンハイの郭会長の戦略なんですね。

ところが、日本はコストを安くするためにって、中国にこれ全部出しましたね。 日本も全部、ホンハイに頼っているっていう、こういう状態が生まれているんです。 これ、日本はよく量産に強いといわれたんですが、それは80年代までの話で、今は日本は、中規模生産しかできないんですね。 白物家電で世界トップシェアを持つ中国資本の家電メーカーハイアール。 さらに日本のメーカーだったときと比べて開発期間も大幅に短縮されました。